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残念ながら、ロードバイクで行くところではありませんでした。

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 ママチャリを無謀運転している高校生とぶつかりそうになった時、「お前の安物のママチャリはどうなっても良いが、その安いママチャリが30台買える俺のカーボンバイクが壊れたら困る」という考えが一瞬でも頭によぎったロードバイク乗りは少数派ではないと思うたーちゃんです。おはようございます。

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 自転車ツーキニストにとって、無謀運転する高校生ほど厄介な存在はいません。
 たしかに無謀運転するのは高校生だけではありませんが、ありあまって漏れ出るほどの精力と体力に物を言わせて、縦横無尽に高速度で走り回る高校生ママチャリにはいつもハラハラさせられるのは私だけではないはず。
 私が帰宅する際、500m以上続く登り坂があるんですよね。
 その歩道をものすごい勢いで駆け下りてくる大阪府立◯◯高校の生徒がいます。
 歩道の幅は1メートルあまりしかなく、そんな細い歩道を時速30kmほどで駆け下りているのを見ると、もし、その先にベビーカーを押して歩いている親子がいたらどうするのでしょうか?
 彼らにはそんなことをイマジネーションする想像力なんて持ち合わせていないのでしょう。
 さらに、その高校生は車道をものすごい勢いで逆行して駆け下りてくるのです。
 そんな高校生とぶつかって怪我しても百害あって一利なし。
 彼らのママチャリは壊れても大したこと無いものの、私のロードバイクが壊れたら一大事。
 ときとして数千円で買うことができるママチャリと、昼食代をケチり、飲み会の誘いを巧みに避けながら爪の先に火を灯してようやく買うことができたロードバイク。
 どちらが大切かというと、私にとってはロードバイクのほうがはるかに大切なもの。
 自転車の種類や価格で「ヒエラルキー」は無いと思うものの、高校生が無謀運転している自転車が大切にされていないのは議論の余地はないでしょう。
 そんな自転車と私のロードバイクを比較することはできません。
 もちろん、私は左側通行ですから、逆行してくる無謀運転高校生チャリンコを避ける義務はないのです。
 けれど、意地を張って進路を譲らず、彼らのママチャリとぶつかって、私のロードバイクが壊れてしまってもいい事なんてひとつもありません。
 大切なロードバイクを守るため、仕方なく、私が進路を譲っているのですが、そのたびに何か釈然としない気持ちになってしまう今日この頃、みなさんはいかがお過ごしでしょうか?
 

↓ここを走っているときは気持ちが良かった。






 さて、昨日の続きです。
 10月20日(土曜日)、私は伊賀上野にある謎の焼肉屋さん「伊賀食堂」に行って参りました。
 総決起集会におけるグルメポイントは、美味しい店よりも面白いお店。
 言い換えると、自転車ーブロガーとして、記事に耐えるようなお店でなければなりません。
 事前情報によりますと、「伊賀食堂」はブログ記事としては最適なお店であるとのこと。
 実際、「伊賀食堂」はあまたのブログで紹介されており、その記事を読む毎に興味レベルが急上昇。
 それは、万障お繰り合わせの上、訪問しなければならないお店であると確信するに至ったのであります。
 このような諸事情がありましたので、右膝の痛みに耐えてようやく到着。
 自動車専用道路である名阪国道「西柘植インターチェンジ」近くにある「伊賀食堂」は広大な駐車場の片隅にあり、このときも大型トラックが何台か停まっていました。
 さて、この「伊賀食堂」って、どんなお店であるかといいますと・・・
 菅原文太主演の「トラック野郎」という運輸省推薦の映画をご存知でしょうか?
 映画では、トラックドライバーのたまり場になっているような場末の食堂で、菅原文太演じる“一番星・星桃次郎”がビールをガブガブ飲みながらどんぶり飯を食べています。
 そこに、別のトラックドライバーが桃次郎に喧嘩をふっかけ、取っ組み合いの大げんか。
 その大げんかの最中、必死の形相をした運送屋の社長が「おい、みんな聞いてくれ!このシャケ500箱を小樽港に運ばないと、わしの会社倒産するんだ。誰か小樽港まで運んでくれ〜」
 それを聞いていたトラックドライバーは「社長、そのシャケ、何時までに小樽港まで運んだら良いんだよ」と言うと、社長は「貨物船が出港する昼の2時までだ」。
 すると、「そんな無理だ。小樽港まではここから200kmはある。あと3時間しか無い。ムリムリ」と言ってトラックドライバーは知らん顔をします。
 しかし、倒産する瀬戸際の社長は必死に「運賃は倍払う。だから何とかしてくれ」と泣きながらトラックドライバーにすがるのですが、だれも相手しません。
 そこで、桃次郎は一升瓶を立ち上がり、「俺が運んでやるよ」と言って引き受けて、すぐに愛車一番星に乗り込み出発するのです・・・って、あんた、さっきまで、思い切りお酒飲んでいましたやん。
 ・・・・という感じのお店です。
 

↓適当な道を走るのも楽しいものです。







 この「伊賀食堂」の名物は“焼肉”
 焼肉といっても、炭火で炙るようにして焼きあげる焼肉ではありません。
 注文すると、目の前のコンロに直径50cm、厚さ5mmはあろうかという円形の鉄板がおもむろに置かれます。
 その後、店の人が火を添加した後、中部地方ではオーソドックスな八丁味噌ベースのタレに和えられた大量の肉とタマネギがその鉄板の上に、投下されました。
 待ち続けること、約5分。
 肉類に火が通ると、オプションメニューである「うどん」をその鉄板の上に落下させ、しばらく加熱して出来上がり。
 すでに飽和量に達している濃厚な味噌の風味の焼肉は、ご飯がススム君であるのは言うまでもありません。
 大盛りご飯と濃い目の味噌汁がセットで驚きのプライス570円。
 私は注文してから、肉が焼き上がり、口中に投入するまでの一部始終を撮影するために、わざわざドイターレースエアーXにデジタル一眼レフカメラとレンズ2本を放り込んできたのです。
 さて、撮影しようとリュックサックからカメラを取り出した瞬間、店の人から「すみません、写真、撮るのやめてください」と言われました。
 もちろん、撮影するのは断念したのですが、撮影するのを断られたことは初めてです。
 そこで、理由を聞いてみると、「店の写真取られて、ネットで好き勝手なこと書かれるんです。だから、写真は撮らないで下さい」とのこと。
 このご時世、「ネットで好き勝手なこと書かれるのは、申し訳ないが、仕方がない事やでぇ〜ご主人」と思いつつ、デジタル一眼レフカメラはリュックサックの中に片づけました。
 たしかに帰宅してから、食べログでどのようなことが書かれているのか調べてみると、私が訪問する数日前の記事にネガティブな書き込みを発見。
 その書き込みを書いている人は写真をバシバシ撮っていたことを考えると、多分、この記事が店の人の逆鱗に触れたのだろうなと思いました。
 何れにしても、店内や料理写真を撮ることができないようなお店は、自転車ブロガー向きではありません。
 伊賀食堂そのものは、話題性に富み、そのお味も美味しいのは間違いありません。
 ゆえに、当ブログで写真をご紹介することができないのは、断腸の思いではありますが、総決起集会の目的地の候補から外させていただくことにしました。
 冷静に考えてみると、「伊賀食堂」は、自動車道のインターチェンジ近くにあり、ドライブで気軽に立ち寄れるお店。
 そんなロケーションにあるお店にわざわざロードバイクで行くような不合理なことをしなくてもいいのではなかろうかと思ったのでありました。
 

↓田んぼの中のただただまっすぐの道でした。







 というわけで、ガッカリ肩を落としつつも、ここから先はやって来た道を逆に向けて走ります。
 伊賀食堂を出発して30分立たないうちに、とうとう右足の痛みが限界に達しました。
 このままフラフラ走っていると危ないので、急きょ、ドーピングの必要を認めたのです。
 そのドーピングとは「バファリング」と呼ばれるバファリンを飲んで痛みを抑えるという非常手段。 
 しかし、バファリンを飲んですぐに効果が現れるわけでもありません。
 痛みを抑えて国道25号を西に向けて走り、伊賀上野を越えるとそこから先は細かいアップダウンが続きます。
 数百年前、このアップダウンが幾度もなく繰り返す伊賀路を、徳川家康とその少数の家来は石田三成から逃れるべく伊賀忍者のエスコートを得て脱出しました。
 そんな、「伊賀越え」ルートの逆のコースを走ります。
 幸い、風向きは追い風。
 この追い風が吹いているうちに、少しでも先に進みたい所。
 意外なことに、右膝の痛みは登り坂ではそれほど強くなく、なんとか山岳地帯から脱出成功。
 木津川沿いの平坦路をひたすら走るのですが、普段ならとても快適な木津川沿いのど平坦ルートもこの時ばかりは拷問でした。
 もし、右膝が痛くなければ、木津川の悠々たる流れを眺めながら、昭和歌謡を口ずさみながら走ることができていたのです。
 四万十川でしか無いと思っていた「沈下橋」を渡って見る余裕もあったでしょう。
 けれども、この時の私はそんな余裕はなく「一刻も早く帰りたい」という気持ちしかありませんでした。
 これまで、これほど強く「一刻も早く帰りたい」と思ったことは一度もありません。
 やはり、ロードバイクに乗るのは身体のコンディションが万全でないと面白くも、楽しくもないと痛感しました。
 私は中学&高校ではラグビーを、大学時代はワンダーフォーゲル部で登山をしており、いずれも膝に負担を与えるスポーツをしていたのです。
 しかしながら、幸いにも膝を始め、身体の各部位に故障が生じたことはなかったのです。


↓沈下橋があるのは、四万十川だけではありませんでした。







 ロードバイクに乗り始めてからは、まったく身体の故障はありませんでした。
 それだけに、今回の故障は精神的につらいものがあったのです。
 私自身、ロードバイクというスポーツは、負荷が、体の一部分に集中することないので故障しにくいスポーツだと思い込んでいました。 
 ゆえに、これから先も故障なんてすることはなく、いつまでもロードバイクに乗り続けることができると思っていたのです。 
 しかし、右膝の痛みに耐えながらペダリングしてみると、それは誤解だったことが痛感しました。
 いくら体にやさしいスポーツと言われるロードバイクであっても、身体が「故障」することがわかったのです。
 もちろん、今回の故障でロードバイクに乗るのをやめることはありません。
 また、自分の限界に挑戦する「冒険」はこれからも続けていきたいと思っているのは言うまでもないでしょう。
 けれども、故障の原因を追求し、その防御策を講じず必要があります。 
 これからは、どうすれば膝に負担を与えないようなペダリングが出来るのか、どうして右膝だけに痛みが発生するのか・・・
 自分なりに「疑問」を感じながら、問題意識を持ちたいと思います。
 それがわかった時、自分なりにサイクリストとして成長できるのかもしれません。
 
 それはともかく、京都府木津市にある、実物の電気機関車が保存されているパン屋さんにようやく到着しました。
 たーちゃん@妻から、お土産にパンを買ってくるように所望されたからです。
 ヨメや娘のパンの好みを必死で思い出しながら、ついつい大量のパンを買ってしまいました。
 ロードバイクを末永く乗り続けるためには、身体の故障を防ぐことはもちろんです。
 けれども、ヨメ対策も十二分に講じておかなければならないのは言うまでもありませんよ。ご主人。


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