ガーミンのハートレートセンサーを濡らさなくては心拍を拾わなくなったことに、冬の訪れを感じるたーちゃんです。おはようございます。
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ガーミンのハートレートセンサー・・・・通称、ブラジャーとか乳バンドとか言われるそれは、ヒルクライマーの必須アイテム。
職場の事務室でジャージを脱いだとき、職場の人が、私の胸に黒いベルトで締めあげられているのを見て「何ですか?それ。」という驚かれるのがちょっとした快感。
心拍を把握しつつ、少しでも効率良く登ることができるようにするのが目的ですが、私の場合は正確にカロリー消費量を測定するため。
ハートレートセンサーを装着して、心拍を拾わなければガーミンは正確なカロリー計算をしてくれないのです。
一般的に、ハートレートセンサーは乳首のやや上くらいにセンサー部が位置するように装着してください。
時間の経過とともにお腹までずり落ちてくるのですが、心拍数はちゃんと心拍を拾うのでご安心。
このガーミンのハートレートセンサー・・・標準タイプと高級タイプがあって、私はもちろんエコノミーな標準タイプ。
標準タイプのセンサーは電池を入れる中央部の両側にあるギザギザになっている部分。
暑い夏はお肌もじとーって湿っているのですが、冬になると、お肌が乾燥してしまいます。
すると、このセンサーが心拍を拾ってくれません。
そんな時も大丈夫。
奥さん、このギザギザの部分を水で濡らしてください。
すると、心拍を拾うようになりますが、その時の冷たさも、その内に快感になって、やみつきになるのでご安心を。
↓つい写真を撮りたくなる店構えだった。
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さて、10月27日(土曜日)。
久々のロングライドに出かけてきました。
キャノンボールもロングライドではありますが、時間制限があるという意味でわたし的には別カテゴリー。
自分の好きなペースで写真を撮りながら、美味しい物を食べたりして気ままに走るのがロングライドなのです。
ちなみに、わたし的カテゴリーには、走行距離150km以上がロングライドで、その状態で獲得標高が2000mを超えるのが山岳ロングライド。
今回のロングライドは獲得標高が2000mに達しなかったので通常のロングライドでした。
自宅を午前5時20分に出発したのですが、まず最初に越えなければならない峠は「竹内峠」。
南大阪と奈良県の県境にある峠としては距離も斜度も短いので、初心者向けではあります。
私がこの峠を初めて超えたのは、今から4年くらい前、ママチャリで超えました。
それからクロスバイクに乗り換えてから本日に至るまで、その峠を超えることを目的に走ったことはなく、あくまで通過点。
しかし、今回のロングライドではその通過点を無事超えることができるか分からなかったのです。
実はキャノンボールの時、右膝を痛めてしまったのですが、痛みは消えていたもの「もしかして」という不安はいつまでも残っていました。
そう、今回のロングライドではキャノボの時に痛めてしまった膝が治っているかどうか確認することもその目的の一つだったのです。
そんな竹内峠は無事通過し、朝焼けの奈良盆地を横断していると、やはり右膝に違和感を感じ始めます。
もちろん、走行に支障をきたすような痛みではありませんが、なんとも嫌な感覚でした。
良識あるサイクリストの皆さんの場合、ここで引き返すところでしょうが、残念ながらそんな良識を持ち合わせていない私はこのまま突っ切ることに。
草餅、いやボタンの花で有名な長谷寺の前でオイル染みが汚らしいユニクロウインドブレーカー“ヨゴレ・ウインドブレーカー”を脱ぎヒルクライムを始めます。
ヒルクライムが終わった後、まだ右膝は「違和感」だけでした。
違和感のまま終わってくれたらいいのですが・・・
↓斜光線を受けたススキは被写体にもってこい
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奈良盆地の平坦路を抜けると、奈良県と三重県にまたがる秘境に足を踏み入れます。
ここから先は未だにニホンオオカミが生息していると言われる奈良県の秘境。
水曜スペシャル「川口浩探検隊」がこの秘境に足を踏み入れ、幻の猿人バーゴンを探し求め、学術的に貴重な大発見を成し遂げた偉業は未だに忘れることはできません。
さて、ちなみに今回のコースは第4回総決起集会で走ったコースとまったく同じですが、今回も同じコースをトレースすることにしました。
その理由は2つ。
一つは、近日中に開催予定である総決起集会のに、このコースを候補に入れていたので、その事前偵察として走ることにしました。
ルートに問題ないか、初心者の方でも無理なく走れるか、そして参加してもらった皆さんが感激できるような紅葉になっているかどうかetc・・・・
そして、総決起集会には欠かすことができない「グルメポイント」のチェックも怠ってはなりません。
前回の「名阪国道名物どて焼きライド」の第二弾として計画中の「名阪国道謎の焼肉屋ライド」。
その目的地である“伊賀食堂”に偵察しに行くためでした。
まったく行ったことがないお店に、いきなり皆さんをお連れ申し上げるわけにも行きませんからね。
まずは、企画者自らが実地踏査しなければなりません。
それはそうと、大阪から奈良を経て伊勢神宮まで至る「伊勢本街道」を東に向けて走り、ゆるやかに高度を上げていくとすっかりそこは秋の空気。
黄金色に輝いく朝日の中に、錦秋の紅葉した、いつもよりも木々が黄色く色づいています。
キャノボで体調を崩してしまい、しばらくロードバイクに乗っていないうちに、すっかり秋になったなぁ〜
そうしみじみ感じながら、朝日を受けて黄色っぽく見える里山に感激していました。
この黄金色に輝く光の中を、さっそうと駆け抜けていく・・・まさにそれは秋のサイクリングの醍醐味。
それにしても、いつもよりも黄金色に輝いているなぁ〜と思いつつ走っていると、イエローレンズを装着したオークリージョーボーンをかけて走っていたを思い出しました。
↓インパクトがある山でした。
![]()
とはいえ、朝日から発せられる黄金色の斜光線がすすきの穂を通して輝く様は、まさに秋真っ盛り。
奈良県曽爾村に入り、香落渓の両側にそびえる、灰色の露出して猛々しい岩肌と、燃えるような紅葉し始めた木々のコラボは喩えようもない美しさ。
自転車生活をはじめるのは秋が良いという理由はよく分かるような気がします。
是非とも、ロードバイクに乗り始めの方には、このルートをロードバイクで走ってもらいたい・・
と思いつつ、緩やかな下り基調のこのルートは、日本5代快走路として「びっくり!日本新記録」にノミネートされたそうです。
このとき、「びっくり!日本新記録」のエンディングで語られた
記録…それはいつも儚い。一つの記録は一瞬のうちに破られる運命を自ら持っている。
それでも人々は記録に挑む。限りない可能性とロマンを追い続ける。
それが人間なのである。次の記録を作るのは、あなたかもしれない
というセリフを、独りごちながらニヤニヤ下っていると、右膝の違和感が痛みへと変わって来ました。
この時点で80kmほどの行程ですが、普段ならまったく平気な距離です。
しかし、キャノボの時のダメージから回復できなかったのか、「どうしよう・・・」と言う痛みだったのです。
出発するときに「輪行」の用意をしてこようか迷いましたが、たーちゃん@妻に言われた「お土産に美味しいパン買ってきてや」と言われていました。
その場合、おみやげのパンを持って帰るためには、輪行袋を持っていくキャパシティーはありません。
もし、脚が痛くなかったら美しい渓谷美を眺めながら走る余裕もありましたが、足が痛いと気持ちがそこに集まってしまって、楽しむ余裕なんてありません。
途中、青蓮寺ダムでダムカードをもらってから三重県名張市内に入ります。
名張市内から伊賀上野までバイパスを使うとアップダウンがあり、右膝の痛みに耐えながら走行するのは心身ともキツイものがあります。
そこで、少しでも平地なルートを選びながら走ったんですが、これが大正解。
伊賀平野の広大な田畑の中をたった一人で駆け抜けるのは最高でしたが、どこをどう走ったのかはっきりと覚えていないので総決起集会でみなさんをエスコートできる自信はありません。
↓ここはゆっくり走って景色を眺めたい。
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伊賀平野の「伊賀市」はその名の通り、伊賀忍者発祥の地です。
もともと、日本最大の湖である「琵琶湖」は、太古の昔、この伊賀市にありました。
湖底にあった伊賀の国は土壌が痩せており、農業で食っていくことができず定住できなかったことが伊賀忍者が誕生した一つの理由だそうです。
琵琶湖は地殻変動によって北上し、現在の滋賀県まで移動したそうですが、私もそんな琵琶湖の後を追って北上します。
やがて、伊賀の最大の町、伊賀上野に到着したのですが、右足の痛みに伊賀上野を観光する余裕はありません。
すぐに進路を東に変えて「謎の焼肉屋“伊賀食堂”」を目指します。
伊賀上野から伊賀食堂がある柘植までは片道20kmの道のり。
ど平坦でありながらも、向かい風が続く旧国道25号は、普段なら“へのカッパ”と冷静に考えると意味不明な慣用句のごとく楽勝ルートです。
しかし、右膝が痛いと、ちょっとした向かい風は堪えます。
この“伊賀食堂”は、自動車専用道路である「名阪国道」沿いにあるので、クルマで行くとさほど苦労すること無く行く事ができるでしょう。
しかし、ロードバイクで行くとなると、ちょっとした苦行に他なりません。
この時点になると、右足の痛みは相当なものになっていました。
それにしても、「ロードバイクは膝にやさしいスポーツです」って誰が行ったのか?
まんまと真に受けてしまい、膝に対する負担を考えずに、ロードバイクに乗り続けた愚かな私を恨みます。
「来るんじゃなかった。」「もっと、休んでおくべきだった」
と初めて感じた後悔の念を抑えこみつつ、右膝の痛みに耐えながら、歯を食いしばり、向かい風に打ち勝った果てに到達した伊賀食堂。
ここまでの苦痛の対価はこの意が食堂で得ることができるのでしょうか?
どのような美味しい料理が供されるのか、楽しみにしながら暖簾をくぐり、席につきました。
その瞬間、あまりのショックに放心状態になってしまったのです。
続く。
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ガーミンのハートレートセンサー・・・・通称、ブラジャーとか乳バンドとか言われるそれは、ヒルクライマーの必須アイテム。
職場の事務室でジャージを脱いだとき、職場の人が、私の胸に黒いベルトで締めあげられているのを見て「何ですか?それ。」という驚かれるのがちょっとした快感。
心拍を把握しつつ、少しでも効率良く登ることができるようにするのが目的ですが、私の場合は正確にカロリー消費量を測定するため。
ハートレートセンサーを装着して、心拍を拾わなければガーミンは正確なカロリー計算をしてくれないのです。
一般的に、ハートレートセンサーは乳首のやや上くらいにセンサー部が位置するように装着してください。
時間の経過とともにお腹までずり落ちてくるのですが、心拍数はちゃんと心拍を拾うのでご安心。
このガーミンのハートレートセンサー・・・標準タイプと高級タイプがあって、私はもちろんエコノミーな標準タイプ。
標準タイプのセンサーは電池を入れる中央部の両側にあるギザギザになっている部分。
暑い夏はお肌もじとーって湿っているのですが、冬になると、お肌が乾燥してしまいます。
すると、このセンサーが心拍を拾ってくれません。
そんな時も大丈夫。
奥さん、このギザギザの部分を水で濡らしてください。
すると、心拍を拾うようになりますが、その時の冷たさも、その内に快感になって、やみつきになるのでご安心を。
↓つい写真を撮りたくなる店構えだった。

さて、10月27日(土曜日)。
久々のロングライドに出かけてきました。
キャノンボールもロングライドではありますが、時間制限があるという意味でわたし的には別カテゴリー。
自分の好きなペースで写真を撮りながら、美味しい物を食べたりして気ままに走るのがロングライドなのです。
ちなみに、わたし的カテゴリーには、走行距離150km以上がロングライドで、その状態で獲得標高が2000mを超えるのが山岳ロングライド。
今回のロングライドは獲得標高が2000mに達しなかったので通常のロングライドでした。
自宅を午前5時20分に出発したのですが、まず最初に越えなければならない峠は「竹内峠」。
南大阪と奈良県の県境にある峠としては距離も斜度も短いので、初心者向けではあります。
私がこの峠を初めて超えたのは、今から4年くらい前、ママチャリで超えました。
それからクロスバイクに乗り換えてから本日に至るまで、その峠を超えることを目的に走ったことはなく、あくまで通過点。
しかし、今回のロングライドではその通過点を無事超えることができるか分からなかったのです。
実はキャノンボールの時、右膝を痛めてしまったのですが、痛みは消えていたもの「もしかして」という不安はいつまでも残っていました。
そう、今回のロングライドではキャノボの時に痛めてしまった膝が治っているかどうか確認することもその目的の一つだったのです。
そんな竹内峠は無事通過し、朝焼けの奈良盆地を横断していると、やはり右膝に違和感を感じ始めます。
もちろん、走行に支障をきたすような痛みではありませんが、なんとも嫌な感覚でした。
良識あるサイクリストの皆さんの場合、ここで引き返すところでしょうが、残念ながらそんな良識を持ち合わせていない私はこのまま突っ切ることに。
草餅、いやボタンの花で有名な長谷寺の前でオイル染みが汚らしいユニクロウインドブレーカー“ヨゴレ・ウインドブレーカー”を脱ぎヒルクライムを始めます。
ヒルクライムが終わった後、まだ右膝は「違和感」だけでした。
違和感のまま終わってくれたらいいのですが・・・
↓斜光線を受けたススキは被写体にもってこい

奈良盆地の平坦路を抜けると、奈良県と三重県にまたがる秘境に足を踏み入れます。
ここから先は未だにニホンオオカミが生息していると言われる奈良県の秘境。
水曜スペシャル「川口浩探検隊」がこの秘境に足を踏み入れ、幻の猿人バーゴンを探し求め、学術的に貴重な大発見を成し遂げた偉業は未だに忘れることはできません。
さて、ちなみに今回のコースは第4回総決起集会で走ったコースとまったく同じですが、今回も同じコースをトレースすることにしました。
その理由は2つ。
一つは、近日中に開催予定である総決起集会のに、このコースを候補に入れていたので、その事前偵察として走ることにしました。
ルートに問題ないか、初心者の方でも無理なく走れるか、そして参加してもらった皆さんが感激できるような紅葉になっているかどうかetc・・・・
そして、総決起集会には欠かすことができない「グルメポイント」のチェックも怠ってはなりません。
前回の「名阪国道名物どて焼きライド」の第二弾として計画中の「名阪国道謎の焼肉屋ライド」。
その目的地である“伊賀食堂”に偵察しに行くためでした。
まったく行ったことがないお店に、いきなり皆さんをお連れ申し上げるわけにも行きませんからね。
まずは、企画者自らが実地踏査しなければなりません。
それはそうと、大阪から奈良を経て伊勢神宮まで至る「伊勢本街道」を東に向けて走り、ゆるやかに高度を上げていくとすっかりそこは秋の空気。
黄金色に輝いく朝日の中に、錦秋の紅葉した、いつもよりも木々が黄色く色づいています。
キャノボで体調を崩してしまい、しばらくロードバイクに乗っていないうちに、すっかり秋になったなぁ〜
そうしみじみ感じながら、朝日を受けて黄色っぽく見える里山に感激していました。
この黄金色に輝く光の中を、さっそうと駆け抜けていく・・・まさにそれは秋のサイクリングの醍醐味。
それにしても、いつもよりも黄金色に輝いているなぁ〜と思いつつ走っていると、イエローレンズを装着したオークリージョーボーンをかけて走っていたを思い出しました。
↓インパクトがある山でした。

とはいえ、朝日から発せられる黄金色の斜光線がすすきの穂を通して輝く様は、まさに秋真っ盛り。
奈良県曽爾村に入り、香落渓の両側にそびえる、灰色の露出して猛々しい岩肌と、燃えるような紅葉し始めた木々のコラボは喩えようもない美しさ。
自転車生活をはじめるのは秋が良いという理由はよく分かるような気がします。
是非とも、ロードバイクに乗り始めの方には、このルートをロードバイクで走ってもらいたい・・
と思いつつ、緩やかな下り基調のこのルートは、日本5代快走路として「びっくり!日本新記録」にノミネートされたそうです。
このとき、「びっくり!日本新記録」のエンディングで語られた
記録…それはいつも儚い。一つの記録は一瞬のうちに破られる運命を自ら持っている。
それでも人々は記録に挑む。限りない可能性とロマンを追い続ける。
それが人間なのである。次の記録を作るのは、あなたかもしれない
というセリフを、独りごちながらニヤニヤ下っていると、右膝の違和感が痛みへと変わって来ました。
この時点で80kmほどの行程ですが、普段ならまったく平気な距離です。
しかし、キャノボの時のダメージから回復できなかったのか、「どうしよう・・・」と言う痛みだったのです。
出発するときに「輪行」の用意をしてこようか迷いましたが、たーちゃん@妻に言われた「お土産に美味しいパン買ってきてや」と言われていました。
その場合、おみやげのパンを持って帰るためには、輪行袋を持っていくキャパシティーはありません。
もし、脚が痛くなかったら美しい渓谷美を眺めながら走る余裕もありましたが、足が痛いと気持ちがそこに集まってしまって、楽しむ余裕なんてありません。
途中、青蓮寺ダムでダムカードをもらってから三重県名張市内に入ります。
名張市内から伊賀上野までバイパスを使うとアップダウンがあり、右膝の痛みに耐えながら走行するのは心身ともキツイものがあります。
そこで、少しでも平地なルートを選びながら走ったんですが、これが大正解。
伊賀平野の広大な田畑の中をたった一人で駆け抜けるのは最高でしたが、どこをどう走ったのかはっきりと覚えていないので総決起集会でみなさんをエスコートできる自信はありません。
↓ここはゆっくり走って景色を眺めたい。

伊賀平野の「伊賀市」はその名の通り、伊賀忍者発祥の地です。
もともと、日本最大の湖である「琵琶湖」は、太古の昔、この伊賀市にありました。
湖底にあった伊賀の国は土壌が痩せており、農業で食っていくことができず定住できなかったことが伊賀忍者が誕生した一つの理由だそうです。
琵琶湖は地殻変動によって北上し、現在の滋賀県まで移動したそうですが、私もそんな琵琶湖の後を追って北上します。
やがて、伊賀の最大の町、伊賀上野に到着したのですが、右足の痛みに伊賀上野を観光する余裕はありません。
すぐに進路を東に変えて「謎の焼肉屋“伊賀食堂”」を目指します。
伊賀上野から伊賀食堂がある柘植までは片道20kmの道のり。
ど平坦でありながらも、向かい風が続く旧国道25号は、普段なら“へのカッパ”と冷静に考えると意味不明な慣用句のごとく楽勝ルートです。
しかし、右膝が痛いと、ちょっとした向かい風は堪えます。
この“伊賀食堂”は、自動車専用道路である「名阪国道」沿いにあるので、クルマで行くとさほど苦労すること無く行く事ができるでしょう。
しかし、ロードバイクで行くとなると、ちょっとした苦行に他なりません。
この時点になると、右足の痛みは相当なものになっていました。
それにしても、「ロードバイクは膝にやさしいスポーツです」って誰が行ったのか?
まんまと真に受けてしまい、膝に対する負担を考えずに、ロードバイクに乗り続けた愚かな私を恨みます。
「来るんじゃなかった。」「もっと、休んでおくべきだった」
と初めて感じた後悔の念を抑えこみつつ、右膝の痛みに耐えながら、歯を食いしばり、向かい風に打ち勝った果てに到達した伊賀食堂。
ここまでの苦痛の対価はこの意が食堂で得ることができるのでしょうか?
どのような美味しい料理が供されるのか、楽しみにしながら暖簾をくぐり、席につきました。
その瞬間、あまりのショックに放心状態になってしまったのです。
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