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キャノンボール・24h大阪→東京自転車走破。最大のヤマ場を超える。

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 自分のスネ毛が伸びたままになっているのを見て、秋の深まりを感じるたーちゃんです。おはようございます。

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 キャノンボールに挑戦してから今日で1週間が経過しました。
 その間、通勤のクロスバイクには乗っていますが、体調がすぐれずに、ロードバイクにはまったく乗っていません。
 スネ毛を剃ろうと思っていたのですが、もうレッグウオーマーが必要になる季節になってしまい、今年のスネ毛剃りシーズンはこれで終わったと思うと、心なしか秋の寂しさを感じてしまいます。
 ところで、ロードバイクに乗ろうと思っているものの、スネ毛を剃ることに強い抵抗感を感じている人が多いとか。
 その理由としては、一度、スネ毛を剃ったら、それ以降、スネ毛が毛深くなると思っている人が多いからだそうです。
 しかし、それは都市伝説に過ぎず、実際はまったく変わりありません。
 スネ毛を剃っても毛穴の数は変わりませんし、生えてくるスネ毛のボリュームは変わらないからです。
 おそらく、通常であればスネ毛は毛先が細くなっているのですが、剃られたスネ毛は先細りしないことから、視覚的に濃くなったと思われるのかもしれません。
 今年の4月ぐらいから、習慣的にスネ毛を沿ってきたのですが、これでしばらく剃らなくて良いと思うととても気が楽になります。
 しかし、来年、伸びきったスネ毛を再び剃り上げる時、非常に手間がかかるんですよね。
 ですから、たーちゃん@妻がしたように、私もスネ毛の永久脱毛するため、エステに通おうかなぁ〜と思っている今日この頃、皆様、いかがおすごしでしょうか?
 さっそく、前回の続きからお話します。


↓日本人で、富士山の姿を見てなんの感慨も覚えない人はいるだろうか?






 静岡駅前に到着した時、やっと夜が明けたのです。
 ビルの窓ガラスに反射する朝日で、太陽の光を久々に目の当たりにしたような気がしました。
 夜間走行はこれで終わったのです。
 これで、アスファルトの段差に脅える必要もありません。
 獣臭を感じた瞬間、自動車に轢かれて間もない動物の屍体を踏みつけそうになったとき、戦慄を覚えることもないのです。 
 思えば、伊賀越えの最中に日が暮れてから、夜が明けるまで、暗闇の中を200km以上走り続けてきました。
 景色も見えず、どこを何のために走っているのか、それすら忘れてしまう夜間走行は楽しくありませんし、危険で非効率。
 キャノンボール(キャノボ)が日照時間が短い秋よりも、日照時間が長い春のほうが有利であると言われる所以です。
 ただ、ひとつ言えることは、ペダルを回せば回すほど、夜明けを迎え、ゴールに近づくことは間違いないということ。
 静岡駅の前を通過し、ひたすら国道1号を東に向けて走ると、ちびまる子ちゃんの舞台である静岡市清水区を通過。
 やがて、私はキャノボ難所の一つ「清水由比バイパス」に到達しました。
 この清水由比バイパスは駿河湾の海岸線沿いの狭い平地を、東海道線、東名高速道路、そして清水由比バイパスが富士山をバックに並走している区間です。
 それは、富士山をバックに、3本の交通路が海岸線に沿って伸びているのは、とてもフォトジェニックな風景。
 ゆえに、みなさんも下の写真を一度はお目にかかったことはあるでしょう。
 しかしながら、ここがキャノンボーラーにとっては、難所に他なりません。
 というのも、このボトルネックを自転車が通過する際、ルートが極めてわかりにくいからです。
 事前調査の結果、清水由比バイパスは全線自転車通行禁止であるとの情報を得ていました。
 したがって、大阪から東京に向けて走る場合、駿河健康ランド付近からバイパスに並行する自転車歩行者専用道を通らなければいけません。
 その後、寺尾交差点で再びバイパスを横断して旧道に入って富士川を渡るのです。
 この自転車歩行者専用道はダート区間もあり、打ち上げられたゴミや漂流物等で極めて走りにくい状態であるとか。
 でも、バイパスは自転車通行禁止である以上、当初はこの自転車歩行者専用道を通るは仕方がありません。
 「自転車通行禁止が見えてから、自転車歩行者専用道に入ろう」と思いつつ、旧国道1号を走ったのです。
 しかし・・・・



↓この景色は見たことがあるでしょう。左からJR東海道線、国道1号由比バイパス、高架道路は東名高速。







 駿河健康ランド付近に至るまで「自転車通行禁止」の標識は見当たりません。
 ついに、「自転車通行禁止」の標識はバイパスの合流点に至っても発見されなかったのです。
 「自転車通行禁止」の標識が表示されていない以上、自転車通行禁止ではないので、私はそのまま清水由比バイパスに侵入し、路側帯の中を走りました。
 高速道路みたいスピードで行き来する自動車の横を走るという危険な状況から、少しでも早く抜け出したい私は追い風を受けて40km/h以上のスピードで走行します。
 やがて、「あと◯◯◯mで自転車通行禁止となります。自転車は旧道を走って下さい」という内容の看板が出てきました。
 ◯◯◯m走ると、清水由比バイパスの唯一の信号交差点「寺尾交差点」で、やっと「自転車通行禁止」の標識が出てきたので、そこから私は旧道に入りました。
 後日、私が走行した区間が、果たして、自転車通行禁止なのかどうか・・・ツイッター上で議論となりました。
 その区間が自転車通行禁止だと思っているフォロワーもいれば、「“◯◯◯mで自転車通行禁止となります”と言う看板が出ている以上、そこは自転車通行OKやろ」というフォロワーもいました。
 静岡県国道事務所に問い合わせたところ「清水警察署に聞いてくれ」とのこと。
 そして、清水警察署交通課に電話で問い合わせたのですが、担当警察官は「清水由比バイパスは全線自転車通行禁止です。標識はあります。」という回答でした。
 ツイッターのフォロワーのフォロワーが現地を実地踏査して、標識があるのかどうか、写真撮影調査をしてくれたのです。
 その結果、やはり「自転車通行禁止」の道路標識はありませんでした。
(ただし、法的拘束力がない「自転車は自転車歩行者専用道」を通って下さい」というお願いする看板はあります)
 道路交通法上で、自転車通行禁止の標識が設置されていない以上、自転車は通行しても構いません。
 ただ、清水由比バイパスの通行速度は高速道路と変わらないのです。
 このバイパスを通行することが出来れば、かなりタイム的に有利ではありますが、それなりのリスクもあるでしょう。
 どちらを通るのかは、各キャノンボーラーの判断にお任せします。
 もし、大阪側から走って見て、寺尾交差点までの間に「自転車通行禁止」の標識があれば教えてください。
 というわけで、キャノンボーラーの情報調査能力やフットワークの軽さに敬意を表しつつ、話を元に戻しましょう。
 
 

↓3分割されたガーミンデータの3つ目。






 駿河湾に面する由比の名産はサクラエビ。
 海岸線から離れていないのにいきなり深海域に達するこの駿河湾はサクラエビの漁場で、由比漁港がその最大の漁獲高を誇ります。
 旅番組を作らせたら右に出るものがいないテレビ東京系の「いい旅夢気分」でこのサクラエビを使った海鮮丼を食べているのを見ました。
 それからは、いつかは食べたいと思っていた憧憬のサクラエビ海鮮丼も、キャノボ中に食べている暇はありません。
 さて、漁師町特有の生臭い磯の香りを感じながら、東に向けて走ると交差点を右折して、事前情報による抜け道を通り、富士由比バイパスの富士川橋のたもとに到着しました。
 そこから見える富士山はなんとも言えない美しさ。
 日本人のDNAを受けつぐ者で、この富士山を眺めて何の感慨も感じない人はいないでしょう。
 先を急ぐ旅ではありますが、写真をバチバチ撮影ししつつ、デジタル一眼レフカメラを持って来なかったことを後悔したのでありました。 
 それからロードバイクを担いで階段を登り、富士由比バイパスの歩道を通って、富士川を越え沼津市に向けて走ったのですが、このあたりって工業地帯なんですよね。
 コンビナートの中を抜けて県道380号を沼津に向けて走ったんですが、今日は平日の通勤時間帯。
 京阪神、名古屋、京浜と言った大都市圏でなければ、渋滞は起きないと思っていた私の認識が甘すぎた。
 土日であれば平地で疾走して駆け抜けることができるであろう、松林の防風林が果てしなく続くこのド平坦ルートもこの時間はトラックやダンプ、そして通学するママチャリ高校性に妨げられてスピードが出ない。
 イライラすることこの上ありません。
 おまけに沼津市街地でロストコースしてしまいました。
 沼津から先はルートをはっきりと頭に叩き込むのを忘れていたので、ミスコースしてしまったのです。
 通常のロングライドならどうってことなくても、時間制限があるキャノボでは焦ることこの上ありません。
 野生の勘を最大発揮しながら、もとの国道1号に戻るとキャノボにおける大ボス「箱根峠」を越えなければなりません。
 滝廉太郎の「箱根八里」にあるように、万丈の山、千仭の谷が、前に聳(そび)え、後方(しりへ)に支えているのです。
 しかし、どうしてわざわざ箱根を越えなければならないのでしょうか?
 海岸線沿いに平地ルートはないのでしょうか・・・いえ、ありません。ここを越えなければ東京には行けないのです。



↓とうとう、箱根峠を登り切ったと思ったら・・・・





 通常ヒルクライムコースは自動車の交通量は少ないのですが、箱根峠静岡県側はとても多いんですよね。
 息を切らせて登っているときに、10tトラックのエキゾーストパイプから猛烈に噴出される排気ガス攻撃は、私の気管支に相当のダメージを与えたことでしょう。
 箱根峠は寒いということでしたが、この時はど快晴でとても暑く、サマーボーイスタイルでひたすら登ります。
 約850mほど登らなければならないのですが、初めて登るヒルクライムコースはいつ終わるか見当がつかず、精神的につらいものがあります。
 ヒルクライマーは坂を登っているとき、ドラッグをキメているかのごとく、目はうつろになり、よだれを垂らしながらハイになるとか。
 「日本自転車医学学会誌2011年度版」によると、このとき、脳内麻薬エンドルフィンが盛んに分泌されて、その快楽の程度は性行為を上回ると記載されています。
 通常人であれば、自転車で坂道を登ると言う行為は労苦以外の何物でもありませんが、ヒルクライマーは気持ちがいいので放っておいてあげて下さい。
 とはいえ、これまで400km走り続けてきた私はそんな余裕があるわけありません。
 通常ならエクスタシーを感じるヒルクライムも、この時ばかりは一刻も早く終わって欲しいとしか思えません。
 このとき、初めてフロントをインナーに入れ、トルクをかけずに回転で登ります。
 誰がが「道はいつまでも続くけど、登り坂はいつかは終わります。」はいつかは終わるって言っていました。
 暑さと排気ガスで喉が乾き、「もう堪忍して〜」と思っていると、神奈川県箱根町という県境標識が見え、箱根峠ヒルクライムは終わったと思いました。
 左手に芦ノ湖の雄大な湖面を眺めながら下って行き、自販機で梅ソーダを飲んでいると、目の前に登り坂が見えます。
 私は「あれは、登り坂に見えるけど、本当は平地か下り坂やろ。目の錯覚でああいう感じに見えるってテレビでやっていたことがあるやんか。それと同じや。」と思いつつ、梅ソーダを飲み干しました。
 もちろん、それは希望的観測で、やっぱり登り坂だったのです。
 事前調査で箱根には「国道1号最大標高地点」という看板がなかったので嫌な予感がしていたのですが・・・もうヒルクライムしなくても良いと思っていたのに。
 フラフラになりながら、2つ目のヒルクライムを終えると、あとは下り坂しかありません。
 小田急箱根湯本駅前に到着すると、そこから先は初めて踏み入れる関東の地。
 とうとう、神奈川県小田原市まで来ると、ゴールまでは90kmもありません。
 残す時間はあと4時間30分ぐらい。
 普通に走ってもキャノボ達成や!と思っていたのですが・・・


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