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自動車では行かないが、自転車なら行く理由になる

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 とある動物保護団体が任天堂に対し抗議運動を展開しているそうですが、その理由がスーパーマリオ3Dランドというゲームの中で、マリオが着る“タヌキスーツ”について、「現実世界で狸は生きたまま皮を剥がれている。タヌキスーツのマリオは毛皮を着てもOKというメッセージを発しているのだ」というものですが、同じ言いがかりをつけるにしても、もっと説得力があるような内容にできなかったのかと思ってしまうたーちゃんです。おはようございます。

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 一度、このような抗議団体を展開する狂信的動物愛護主義者の前で、魚の活け造りや、はりはり鍋(鯨の肉を水菜と一緒に炊き込む大阪名物の鍋)などを食べてみたいと思ってしまいます。
 ただ、この手の団体はクジラ&イルカが大好きなと同じく、動物なんて“飯のタネ”にしか過ぎません。
 末端の構成員は動物を愛するあまり、動物性たんぱく質を口にしない生涯を送っていそうですが、幹部構成員は肉汁滴るステーキをむさぼりつつ、PCの液晶画面とにらめっこして次の“ターゲット”を狙っていると思われます。
 というか、この団体はタヌキスーツよりも、マリオが亀を踏んづけて、蹴り飛ばすという明らかな動物虐待について抗議するべきです。
 また、ゲームという非現実社会の中での話よりも、かつてのアウトロー相撲取りが母国に帰国した際に、身にまとっていた毛皮のジャケットのほうがよっぽど抗議するべき対象だと思うのですがいかがでしょうか?
 もっとも、いくら高額所得者だと言ってもアウトロー相撲取りという個人よりも、任天堂という企業のほうが飯のタネとしては美味しいという理由だからでしょうが・・・
 さて、今回のツイッターライドの目的は、そんな動物愛護団体の狂信的信者が絶対に口にしないであろうジャンクフード“土手焼き”を食べに行くこと。
 さっそく、本題に入って行きたいと思います。


↓峡谷のサイクリングは楽しい。




  
 まず、昨日の続きからお話します。
 もともと、今回の企画はタダの“土手焼きロングライド”でした。
 要は、土手焼きを食べて帰ってくると言っただけの至極単純な企画だったのです。
 今回のライドのルートについてツイッターでつぶやいたところ、とある方から「香落峡と青連寺ダムの紅葉が見事やで〜」というアドバイスをツイッターでいただきました。
 確かにオリジナルの国道165号線を直進するというルートは最短距離ではあります。
 けれども、交通量が多い幹線道路をひたすら走り続けるというのは、苦行にほかなりません。
 いくら、土手焼きを食べに行くことが目的だといえ、道中がつまらなければ企画者としての沽券にかかわる問題。
 というわけで、その方のアドバイスに従い、少しでも楽しいルートになるように変更した結果、皮肉にもヒルクライムの割合が増えてしまったのです。
 その結果、企画名を「土手焼き“山岳”ロングライド」に改めることにしました。
 変更したのが出発の2日前だったので、当日になって「えっ、ルート変更したん!」と驚愕しためんめんもいましたが、今となっては後のカーニバル(祭)。
 否が応でもペダルを回し、ヒィヒィ言いながら走らなければなりません。
 さて、昨日のブログでご紹介したルート図をご覧ください。
 “難所”が二つあるのですが、第一の難所である“栂坂峠”を超えると、あとはメチャクチャ快適なダウンヒルがず〜っと続きます。
 とくに圧巻だったのが香落峡の紅葉と迫力の断崖絶壁。
 あまりの絶景だったので、随所随所で写真を撮りたかったやまやまでした。
 けれども、みなさんがあまりにも楽しそうにペダルを回しているので、声をかけることができなかったのです。
 このときほど、「走行中に写真を撮ることができるカメラがほしいなぁ〜」と思ったことはありません。


↓つい、絶壁の迫力と美しさに目を奪われる。






 参加者のほとんどがブロガーですから、休憩したり何かを食べるたびにデジカメを取り出してパシャパシャ写真を撮る悲しき習性の持ち主です。
 ただ、私が携行しているカメラはデジタル一眼レフカメラですから、コンパクトデジカメのようにポケットから“パッと”取り出して撮影することができません。
 ですから、ヒルクライムなどでは一人でダンシングしてゴールまで先行し、みなさんの雄姿を撮影するというサービスをしているわけでございます。
 あっ、今回撮影した写真については「データ便」という無料のデータ送信サービスを利用して参加されたみなさんにお送りしております。
 このブログで紹介する写真は、全体のごくごく一部にしか過ぎません。
 ほとんどの写真は私のPCのHDDの中に保存されたまま、陽の目を見ることなく終わってしまいます。
 それではあまりにももったいないので、これからはこのサービスを利用してなるべく参加されたみなさんに写真を送りたいと思っております。
 参加された方で、私が撮影した写真をご希望の方は、PCのメールアドレスをお送りください。
 ちなみに、このサービスは300Mまで無料で送信することができ、サーバーの保存期間は3日間です。
 このサービスのいいところは自分以外の方が撮影した写真を手に入れることができるということ。
 合同ライドに行って写真を撮っても、なかなか自分の雄姿が写っている写真というのは手に入れることができません。
 ですから、このサービスを利用すれば、他の参加者に撮影した自分が写っている写真も手に入れることができるのです。
・・・・・・・以上、事務連絡終わりということで、話を元に戻しましょう。
 香落峡の絶景の中、駆け抜けた一行は、三重県最西端に位置する町の名張市を難なく通過し、伊賀忍者の発祥地、松尾芭蕉の生誕の地である伊賀市に突入。
 ただ、忍者以外にこれといった見るべきものがない伊賀市は申し訳ありませんがスルー。
 われわれ一行は、ダイレクトに土手焼き屋さんに突撃敢行したのであります。


↓場末感あふれる、名阪国道上野サービスエリアの名物どて焼き屋さん。




 伊賀市に突入後、田んぼの中の迷路みたいな農道を走ること十数分、われわれは目的地であるどて焼き屋さんに到着しました。
 田んぼの中をクネクネ走っていたので、みなさんは私が道に迷っていると思われたかもしれませんが、すみません、ちょっと迷ってしまいました。
 それでも、無事到着することができたのでヨシとしましょう。
 さて、この土手焼き屋さんの正式名称は「味のお福」というそうですが、それを示す店名表示はなく、その出自はナゾです。
 ただ、幾年月の風雨に晒され、塗装が薄くなってしまっている看板には“どて焼き”以外の表示はありません。
 ゆえに、どて焼きには相当な自信を持っていることが伺えます。
 そのため、どて焼き以外のメニューをオーダーすると、店の人は軽くパニックを起こしてしまうという情報も・・・・
 このどて焼き屋さんは、大阪と名古屋を結ぶ無料の高速道路“名阪国道”大阪方面行きにある「上野パーキングエリア」に隣接しています。
 隣接していると申し上げたのは、高速道路のサービスエリア(SA)やパーキングエリア(PA)のように店舗がその敷地内に設置されているのではなく、敷地外に設置されているからです。
 そんなことはどうでも良いと思われたかもしれませんが、実はここが大切なところ。
 高速道路のSAやPAでは、現在のところ販売していない“アルコール類”が、敷地外に店舗があることを言いことに平然と販売しているのです。
 敷地外と言っても、PAとは自由に出入りできる出入り口があるので、仕事帰りにPAに車を停めてこのどて焼き屋さんで“一杯”やってから、さあ帰ろうとする人もいるかも知れません。
 実際、こないだ、スズカ8hエンデューロに行った帰り、このどて焼きを買って帰ろうと思って、O君と一緒にこのお店に立ち寄ったときのことです。
 店の中には10名程度のお客さんがいたのですが、そのほとんどが一人客でした。
 一見してトラックドライバーや工事関係者のような風体をした「一人客の」オッサンがジョッキに入った生ビールをグビグビ飲んでいると思いきや、向こうに座っているオッサンは、飲み終わったチューハイの空き缶をカウンターに等間隔に並べながら顔を真っ赤にしていました。
 ちなみに、このどて焼き屋さんの周囲には民家はありません。
 となると、これらの“いい感じになった”一人客のオッサンはどないして帰るねん!ってということですね。
 

↓トラック野郎のセットみたいな店内だった・・・





 まあ、そのオッサンたちも“代行運転”を頼んで帰るんやろうと信じつつ、話を進めて行きましょう。
 今回の合同ロングライドで、私は楽しみにしていたことがあります。
 それは、みなさんがこのお店のB級モード前回のたたずまいを目の当たりにしたとき、「えっ!」という落胆にも似た驚愕の表情を見せることです。
 息を切らし、足腰を苛め抜いてペダルを回り、たどり着いた果てがこれか・・・という表情を見るのを楽しみにしていたのですが、その期待は見事に裏切られました。
 というのも、みなさんは自転車ブロガーですから、場末感バリバリのたたずまいであっても、ブログネタ的には格好のもの。
 なのでパパラッチのようにシャッターをうれしそうに切りまくるのです。
 お店の外観の写真があらかた撮りおえると、お店の中に突入。
 店内の雰囲気は、まさに映画「トラック野郎」に出てくるような感じ。
 素手の菅原文太がビール瓶を持ったチンピラと喧嘩をおっぱじめ、それをジョナサンこと愛川欽也が止めようとしているシーンがまぶたに浮かぶ・・・・・そんな感じ。
 みんなが注文したのは、どて焼き定食(めし中)。
 そのどて焼きを一口食べると、わざわざロードバイクで100km以上の道のりを走破してやってきた理由が分かる美味しさ。
 思わず、前述のオッサンのように、「おっちゃん、生中!」と言いたくなるような衝動に駆られましたが、われわれはサイクリスト。
 飲酒運転なんてもってのほか・・・・と言うことで、お持ち帰り用のどて焼きを用意してもらって、テイクアウト。
 無事、自宅にたどり着いたら、お家で第三のビールと一緒にいただきましょう。

 このように、わざわざ自動車を運転して行こうとは思わない場所やお店であっても、自転車だと十分な乗る理由になる・・・・ 
 それは、ロードバイクやクロスバイクを買った人なら、誰しもが一度は実感することかもしれません。
 今回のロングライドの目的地である“土手焼き”も、わざわざ自動車を運転し、ガソリンを炊いて行こうとは思いません。
 けれども、ロングライドの目的地としては十分なりえるのです。
 そんな不思議なツールであるロードバイクやクロスバイク・・・・って、本当に不思議なアイテムだと思うのです。



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