最近、ネコを飼いはじめたのですが、元来動物嫌いの私もいざネコを飼ってみると、可愛くて仕方が無いたーちゃんです。おはようございます。
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1ヶ月ほど前からネコを飼い始めることにしました。
たーちゃん@妻の母親が捨て猫の里親を探したり、野良猫を捕獲して去勢・避妊手術をするボランティアをしています。
その関係でK警察署に“落し物”として保管されていた猫を、一時的にわが家で預かっていました。
とうとう、飼い主が現れなかったので、晴れてわが家の一員となったわけです。
そもそも、かごの中に入れられて捨てられていたので、“落とし主”が現れるはずがありません。
このまま、新しい飼い主が現れなかったら、最終的には「処分」されてしまうところでした。
さて、このネコを飼い始める前、動物病院で健康診断を受けることにしたんですが、その結果、このネコ、実は純血種で“スコティッシュフォールド”ということがわかりました。
スコティッシュフォールドは耳が前に垂れているというのが特徴ですが、実は耳が垂れていない方が多いというよくわからない猫種。
実際、わが家のスコティッシュフォールドは耳が垂れていません。
まあ、毎朝5時からブログにツイッターに多忙な早朝タイムを過ごしているわけですが、これに加えて「グルグルニャー」と近寄ってくるネコの相手もしてあげなければなりません。
まさに“ネコの手を借りたい”ほど多忙なモーニングタイムである今日この頃、みなさまいかがお過ごしでしょうか?
↓奥琵琶湖の神秘的な水面
![]()
さて、前回のブログの続きです。
滋賀の珍味の代表格として「昔:フナ寿司、今:サラダパン」と言われて久しくなりましたが、そんなサラダパンでエネルギーを補給したわれわれは、さらに先に進まなければいけません。
ちょうど、サラダパンを食べ終わり、琵琶湖東岸を南に向けて走り出したわれわれは、ときとして現れる強い追い風に背中を押されながら行程を消化します。
ビワイチは琵琶湖北端の折り返し地点から南端の大津市にあるゴール地点までがとても長いんですね。
ただ、琵琶湖東岸に伸びる平坦な道路を黙々と消化していかなければいけません。
さて、ハンドルに取り付けているガーミンエッジ500を見てみると、100kmをようやく越えていたのが分かりました。
残す行程もあと半分・・・・まだまだ余裕のある私は「あと半分で楽しいビワイチも終わりか・・・・」と若干の寂しさを感じたのですが、人によってその感じ方は様々。
そう、目の前を走っているO君はもはやそんな余裕は残っていません。
苦痛のあえぎ声・・・・までは聞こえませんが、見るからに苦しそうです。
集団走行はなるべく前に走る人に接近したほうが空気抵抗も少なくなるので楽なのですが、O君にそんな余裕なんてありません。
どんどん離されて行くのですが、他の参加者がそんなO君をみかねてスピードを緩めて遅れているO君に近づいていきます。
そして、O君に「どのくらいの速さやったら走れる?」と聞いて“風除け”として牽いてくれました。
数時間前、始めて出合ったロードバイク乗りが、自分のことを助けてくれたことを知ったO君。
始めて集団でロングライドを経験したO君にとって、とても良い経験だったのではないでしょうか・・・
これまで、足のリハビリを兼ねて自転車通勤でしか走っていなかったO君も、自転車仲間とロングライドという同じ時間を共有することの素晴らしさを知るいい機会になったと思うのです。
ただ、このとき、O君にはそんな余裕なんて残っているはずがありません。
↓集合写真をパチリ。
![]()
いくら、足の難病が治り、トライアスロンまで参加したO君とはいえ、退院してからまだ4ヶ月あまりしか経過していないのです。
そんな彼は、足の筋力が不足しているのは否めません。
さきほど、彼が苦しそうにしているとお話しましたが、心拍系については苦しいのではなく、足に疲れを感じているのです。
そんな彼のギアは、フロントはアウターなんですが、リアは10速あるギアのうち、2速〜3速のローギア。
脚力が無いO君は、そんな軽いギアをクルクルと、マブチモーターのように延々と高回転させ続けているのですが、確かに、アームストロングのようなその走法は現代ペダリングのスタイルではあります。
ただ、そのギアで時速30km以上を維持するとなると、相当疲れるのは当然。
よくも、そんなギアで100kmも走り続けてきたものですが、やはり、空手バカ一代のモデルとなった大山倍達を心の師とし、片方の眉毛をそり落として、山篭りして空手の修行に励んだO君。
そんな厳しい修行で培われた精神力で、ほかのめんめんから「大丈夫?」と聞かれても作り笑顔で「大丈夫です」と答えてはいますが・・・
時折時速15kmまでスピードが落ちてしまう以上、どう考えても大丈夫ではありません。
しかし、ペダルを回さなければゴールにはたどり着かないのです。
逆に言えば、ペダルを回し続けさえすれば、いつかはゴールにたどり着くことができるのです。
心の中で「頑張れ!O君!」と応援しながらも、「ちゃんと、最終目的地の○○○食堂の営業時間に間に合うのだろうか」と不安になりました。
さて、そんな不安を感じつつ、長浜市、彦根市、近江八幡市と湖東の町々を通過していくのですが、長浜のガラス館も、彦根のひこにゃんも見る時間的余裕なんてありません。
ただ明るいうちに少しでも先に進まなければならなかったのです。
↓最後のメガ盛り食堂にDNF寸前。
![]()
ところがおりしもこの日は“強風注意報”が発令されていたそうで、強い風がわれわれに襲い掛かります。
ロングライドにとって、強風はえてして強敵になることが多いことはみなさんも経験則からお分かりでしょう。
強風も、背中から襲ってくれたら心強い味方になるのですが、たいていの場合は強敵になるほうが圧倒的に多いようです。
今回のビワイチも、強風がありとあらゆる方向からわれわれに襲い掛かります。
くわえて、琵琶湖の東岸沿いの道を南に向けて走っているのですが、この道路はずっと同じ向きでなくクネクネ曲がっているので、追い風になるときもあれば、向かい風になることもありました。
しかし、恐ろしいのが横風です。
琵琶湖東岸の道路は交通量が多く、コスト削減のため、高速道路を利用することなく、一般道を通る大型トラックが数多く通過します。
そんな大型トラックが前方を走るめんめんの右側を通過する瞬間、左側から強風が吹きつけたのでしょうか、トラックのほうにふらついてしまったのを目の当たりにすると本当にヒヤヒヤしました。
さらに、人通りの少ない湖東アルプスの道を通過している際、野生のイノシシの襲撃を受けたりするというデンジャラスな経験をしながらも、われわれは着実に進んできました。
そうしているうちに、日はどんどん傾いていき、琵琶湖の対岸にそびえる比良山脈に姿を消そうとしています。
琵琶湖東岸からの夕陽の眺めは実に美しいものですが、ただ苦痛に耐えて必死でペダリングしている彼にはそんな美しさに気がついていないようです。
そんな彼に「O君、見てみ。あの夕陽、きれいやろ、頑張りや」と言ったとき、後ろの彼はわずかな笑顔で「キレイですね」と答えました。
これまで、一生懸命頑張ってきた彼にとって、ありふれた夕日でもとても美しく感じることができたのでしょう。
琵琶湖大橋がある滋賀県南部の守山市に到達したころには、ライトの点灯が不可欠なほど当たりは薄暗くなっていました。
つるべ落としの秋の夕方はあっという間に暗くなるのですが、このとき、私はO君に見せたいものがあったのです。
「O君、向こうを見て!」と言って彼に見せたのは・・・・
↓がんばりました。次はアワイチです。
![]()
そう、それは琵琶湖の南端に輝く、大津市街地の輝く街の明かりが輝く夜景です。
水面に乱反射して、非常に美しいのですが、早朝からずっと走り続けてきたわれわれにとっては、それは、ただの夜景ではありません。
筆舌尽くし難い夜景の美しさに、やっと戻ってきたという安堵感と達成感が入り混じって例えようのない印象が残る夜景なのです。
その夜景は誰が見ても同じかもしれません。
けれど、それに感動できるのは、ビワイチを走りつづけ、ようやくここにたどり着けた者だけが味わえる“特典”をO君にも味わってもらいたかったのです。
ビワイチの南端はどこかという議論はよく交わされるところですが、一般的に南端とされる瀬田の唐橋を渡って、第4チェックポイントに到達しました。
ここまで書いておきながら、けっこうハードなロングライドだったので、今回の企画が“グルメロングライド”であることを忘れかけていたのですが、最後の晩餐は「美富士食堂」のメガ盛り(死語)地獄。
どれだけメガなのかは、食べログをご覧になられたら良いと思いますが、この尋常で無い量の食事を平らげるべく、われわれはサラダパン以降、まったく補給食を取りませんでした。
今回の参加メンバーのひとりである“りす”さんに至っては、背中のポケットに8本入りスナックパンを携帯していたのですが、とうとうその袋を開けることはまったう無かったのです。
そんなハンガーノックになる寸前だったわれわれも、美富士食堂のメガ盛りディナーは最大の難関で、メンバーの中にはここまで来てDNFしそうになった人もいました。
さて、美富士食堂での“ヒルクライム”を終えたわれわれは、デポ地に向けて再出発。
県庁所在地の大津市街地を駆け抜け、この日の早朝、われわれが出発した駐車場に無事戻ってくることができたのです。
ロングライドの楽しみ・・・・走っているときも楽しいのですが、それよりも、完走したときの達成感、充実感、そして無事戻ることができたことへの安堵感にあるのかもしれません。
このように、日常生活を送る上で、経験する機会は極めて少ない“非日常”があるからこそ、日々の生活を充実させ、大事に過ごすことができ、人生を豊かにできるところにロングライドの価値があるのではないかと思うのです。
いずれにせよ、O君が、今回のロングライドを通じて得たものは、私よりもはるかに多いのは間違いありません。
O君のこれからの自転車生活が実り多いものであるよう祈念しつつ、今回のビワイチレポを終わらせていただきます。
最後になりましたが、今回のビワイチの企画をしていただいたlavtomoさん、デポ地などいろいろな手配に奔走していただいたkenjiさん、ほとんど先頭で引っ張っていただいたtac−phenさん、楽しい話題でO君を励ましていただいたりすさん・・・・・本当にありがとうございました。
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たーちゃん@妻の母親が捨て猫の里親を探したり、野良猫を捕獲して去勢・避妊手術をするボランティアをしています。
その関係でK警察署に“落し物”として保管されていた猫を、一時的にわが家で預かっていました。
とうとう、飼い主が現れなかったので、晴れてわが家の一員となったわけです。
そもそも、かごの中に入れられて捨てられていたので、“落とし主”が現れるはずがありません。
このまま、新しい飼い主が現れなかったら、最終的には「処分」されてしまうところでした。
さて、このネコを飼い始める前、動物病院で健康診断を受けることにしたんですが、その結果、このネコ、実は純血種で“スコティッシュフォールド”ということがわかりました。
スコティッシュフォールドは耳が前に垂れているというのが特徴ですが、実は耳が垂れていない方が多いというよくわからない猫種。
実際、わが家のスコティッシュフォールドは耳が垂れていません。
まあ、毎朝5時からブログにツイッターに多忙な早朝タイムを過ごしているわけですが、これに加えて「グルグルニャー」と近寄ってくるネコの相手もしてあげなければなりません。
まさに“ネコの手を借りたい”ほど多忙なモーニングタイムである今日この頃、みなさまいかがお過ごしでしょうか?
↓奥琵琶湖の神秘的な水面

さて、前回のブログの続きです。
滋賀の珍味の代表格として「昔:フナ寿司、今:サラダパン」と言われて久しくなりましたが、そんなサラダパンでエネルギーを補給したわれわれは、さらに先に進まなければいけません。
ちょうど、サラダパンを食べ終わり、琵琶湖東岸を南に向けて走り出したわれわれは、ときとして現れる強い追い風に背中を押されながら行程を消化します。
ビワイチは琵琶湖北端の折り返し地点から南端の大津市にあるゴール地点までがとても長いんですね。
ただ、琵琶湖東岸に伸びる平坦な道路を黙々と消化していかなければいけません。
さて、ハンドルに取り付けているガーミンエッジ500を見てみると、100kmをようやく越えていたのが分かりました。
残す行程もあと半分・・・・まだまだ余裕のある私は「あと半分で楽しいビワイチも終わりか・・・・」と若干の寂しさを感じたのですが、人によってその感じ方は様々。
そう、目の前を走っているO君はもはやそんな余裕は残っていません。
苦痛のあえぎ声・・・・までは聞こえませんが、見るからに苦しそうです。
集団走行はなるべく前に走る人に接近したほうが空気抵抗も少なくなるので楽なのですが、O君にそんな余裕なんてありません。
どんどん離されて行くのですが、他の参加者がそんなO君をみかねてスピードを緩めて遅れているO君に近づいていきます。
そして、O君に「どのくらいの速さやったら走れる?」と聞いて“風除け”として牽いてくれました。
数時間前、始めて出合ったロードバイク乗りが、自分のことを助けてくれたことを知ったO君。
始めて集団でロングライドを経験したO君にとって、とても良い経験だったのではないでしょうか・・・
これまで、足のリハビリを兼ねて自転車通勤でしか走っていなかったO君も、自転車仲間とロングライドという同じ時間を共有することの素晴らしさを知るいい機会になったと思うのです。
ただ、このとき、O君にはそんな余裕なんて残っているはずがありません。
↓集合写真をパチリ。

いくら、足の難病が治り、トライアスロンまで参加したO君とはいえ、退院してからまだ4ヶ月あまりしか経過していないのです。
そんな彼は、足の筋力が不足しているのは否めません。
さきほど、彼が苦しそうにしているとお話しましたが、心拍系については苦しいのではなく、足に疲れを感じているのです。
そんな彼のギアは、フロントはアウターなんですが、リアは10速あるギアのうち、2速〜3速のローギア。
脚力が無いO君は、そんな軽いギアをクルクルと、マブチモーターのように延々と高回転させ続けているのですが、確かに、アームストロングのようなその走法は現代ペダリングのスタイルではあります。
ただ、そのギアで時速30km以上を維持するとなると、相当疲れるのは当然。
よくも、そんなギアで100kmも走り続けてきたものですが、やはり、空手バカ一代のモデルとなった大山倍達を心の師とし、片方の眉毛をそり落として、山篭りして空手の修行に励んだO君。
そんな厳しい修行で培われた精神力で、ほかのめんめんから「大丈夫?」と聞かれても作り笑顔で「大丈夫です」と答えてはいますが・・・
時折時速15kmまでスピードが落ちてしまう以上、どう考えても大丈夫ではありません。
しかし、ペダルを回さなければゴールにはたどり着かないのです。
逆に言えば、ペダルを回し続けさえすれば、いつかはゴールにたどり着くことができるのです。
心の中で「頑張れ!O君!」と応援しながらも、「ちゃんと、最終目的地の○○○食堂の営業時間に間に合うのだろうか」と不安になりました。
さて、そんな不安を感じつつ、長浜市、彦根市、近江八幡市と湖東の町々を通過していくのですが、長浜のガラス館も、彦根のひこにゃんも見る時間的余裕なんてありません。
ただ明るいうちに少しでも先に進まなければならなかったのです。
↓最後のメガ盛り食堂にDNF寸前。

ところがおりしもこの日は“強風注意報”が発令されていたそうで、強い風がわれわれに襲い掛かります。
ロングライドにとって、強風はえてして強敵になることが多いことはみなさんも経験則からお分かりでしょう。
強風も、背中から襲ってくれたら心強い味方になるのですが、たいていの場合は強敵になるほうが圧倒的に多いようです。
今回のビワイチも、強風がありとあらゆる方向からわれわれに襲い掛かります。
くわえて、琵琶湖の東岸沿いの道を南に向けて走っているのですが、この道路はずっと同じ向きでなくクネクネ曲がっているので、追い風になるときもあれば、向かい風になることもありました。
しかし、恐ろしいのが横風です。
琵琶湖東岸の道路は交通量が多く、コスト削減のため、高速道路を利用することなく、一般道を通る大型トラックが数多く通過します。
そんな大型トラックが前方を走るめんめんの右側を通過する瞬間、左側から強風が吹きつけたのでしょうか、トラックのほうにふらついてしまったのを目の当たりにすると本当にヒヤヒヤしました。
さらに、人通りの少ない湖東アルプスの道を通過している際、野生のイノシシの襲撃を受けたりするというデンジャラスな経験をしながらも、われわれは着実に進んできました。
そうしているうちに、日はどんどん傾いていき、琵琶湖の対岸にそびえる比良山脈に姿を消そうとしています。
琵琶湖東岸からの夕陽の眺めは実に美しいものですが、ただ苦痛に耐えて必死でペダリングしている彼にはそんな美しさに気がついていないようです。
そんな彼に「O君、見てみ。あの夕陽、きれいやろ、頑張りや」と言ったとき、後ろの彼はわずかな笑顔で「キレイですね」と答えました。
これまで、一生懸命頑張ってきた彼にとって、ありふれた夕日でもとても美しく感じることができたのでしょう。
琵琶湖大橋がある滋賀県南部の守山市に到達したころには、ライトの点灯が不可欠なほど当たりは薄暗くなっていました。
つるべ落としの秋の夕方はあっという間に暗くなるのですが、このとき、私はO君に見せたいものがあったのです。
「O君、向こうを見て!」と言って彼に見せたのは・・・・
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そう、それは琵琶湖の南端に輝く、大津市街地の輝く街の明かりが輝く夜景です。
水面に乱反射して、非常に美しいのですが、早朝からずっと走り続けてきたわれわれにとっては、それは、ただの夜景ではありません。
筆舌尽くし難い夜景の美しさに、やっと戻ってきたという安堵感と達成感が入り混じって例えようのない印象が残る夜景なのです。
その夜景は誰が見ても同じかもしれません。
けれど、それに感動できるのは、ビワイチを走りつづけ、ようやくここにたどり着けた者だけが味わえる“特典”をO君にも味わってもらいたかったのです。
ビワイチの南端はどこかという議論はよく交わされるところですが、一般的に南端とされる瀬田の唐橋を渡って、第4チェックポイントに到達しました。
ここまで書いておきながら、けっこうハードなロングライドだったので、今回の企画が“グルメロングライド”であることを忘れかけていたのですが、最後の晩餐は「美富士食堂」のメガ盛り(死語)地獄。
どれだけメガなのかは、食べログをご覧になられたら良いと思いますが、この尋常で無い量の食事を平らげるべく、われわれはサラダパン以降、まったく補給食を取りませんでした。
今回の参加メンバーのひとりである“りす”さんに至っては、背中のポケットに8本入りスナックパンを携帯していたのですが、とうとうその袋を開けることはまったう無かったのです。
そんなハンガーノックになる寸前だったわれわれも、美富士食堂のメガ盛りディナーは最大の難関で、メンバーの中にはここまで来てDNFしそうになった人もいました。
さて、美富士食堂での“ヒルクライム”を終えたわれわれは、デポ地に向けて再出発。
県庁所在地の大津市街地を駆け抜け、この日の早朝、われわれが出発した駐車場に無事戻ってくることができたのです。
ロングライドの楽しみ・・・・走っているときも楽しいのですが、それよりも、完走したときの達成感、充実感、そして無事戻ることができたことへの安堵感にあるのかもしれません。
このように、日常生活を送る上で、経験する機会は極めて少ない“非日常”があるからこそ、日々の生活を充実させ、大事に過ごすことができ、人生を豊かにできるところにロングライドの価値があるのではないかと思うのです。
いずれにせよ、O君が、今回のロングライドを通じて得たものは、私よりもはるかに多いのは間違いありません。
O君のこれからの自転車生活が実り多いものであるよう祈念しつつ、今回のビワイチレポを終わらせていただきます。
最後になりましたが、今回のビワイチの企画をしていただいたlavtomoさん、デポ地などいろいろな手配に奔走していただいたkenjiさん、ほとんど先頭で引っ張っていただいたtac−phenさん、楽しい話題でO君を励ましていただいたりすさん・・・・・本当にありがとうございました。
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