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ヒルクライムとダイエットと自己満足

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 連日連夜の夏祭りの夜店で、たーちゃん@妻子が金魚すくいで獲得してきた多数の金魚をどうしたら良いものか・・・悩んでいるたーちゃんです。おはようございます。


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 運動神経が劣っている私に比べて、運動能力バツグンのたーちゃん@妻は金魚すくいは得意分野。
 持って帰らなければ良いのに、自ら獲得したエモノは是が非でも持って帰りたくなるのは仕方が無いこと。 
 飼いネコが外で捕まえてきた小鳥を「もう、可哀相やんか!」と言って飼い主が逃がしてやりますが、その飼い猫は「せっかく捕って来たのに、何すんねん!」と言って飼い主に襲い掛かることもあるそうです。
 それとこれとは全く同じことだと言えるでしょう。
 昨年度、たーちゃん@妻が獲得してきた数十匹という大量の金魚をバケツで飼っていたのですが、数日後、全滅してしまいました。
 というわけで、金魚すくい’11も、たーちゃん@妻は大量の金魚を獲得したのですが、昨年の惨劇を避けるべく、今年は激選した金魚のみ持ち帰ることに・・・
 その激選した金魚とは、真っ黒な出目金。
 真っ黒な出目金しか入っていない金魚鉢はオールブラックに、それはなかなかシュールなものになってしまいました。
 

↓廃屋の写真はいろいろ使える。





 そんなシュールな金魚鉢を眺めながら、さっそく記事を書いていきましょう。
 当初、“南大阪自転車ブロガー山岳部・合同練習会”が予定されていた日曜日が、突然の出勤日になってしまったので、合同練習が中止になってしまいました。
 本来、この日に乗鞍ヒルクライムに向けて最終追い込みをしようと思っていただけに、大番狂わせになってしまったんです。
 さらに、明日からの週間天気予報を見ると、月曜日を除く本番までのウイークデーはすべて曇り/雨。
 すなわち、唯一の晴れである月曜日にロードバイクに乗っておかなければ、本番まで走ることができません。
 実はこの数日間、飲み会やその他もろもろで寝不足気味で、ちょっと体がだるかったんですけど、そんな泣き言なんて言っている余裕は私にはないのです。
 体のだるさは、ロードバイクに乗って坂を上れば治る・・・という医学的根拠が全く無い根性論でご近所ヒルクライムへGO!
 とりあえず、私のホームグラウンドである金剛トンネル&金剛ロープウェイコースを走ることにしました。
 今回は、ブログ記事に使う写真を撮影する予定はまったくなく、トレーニングに専念。
 ゆえに、バックパックを背負うことなく、生まれたままの姿でヒルクライムしたのです。
 普段、背中にあるバックパックが無いだけでも開放感バツグン。
 普段は、デジタル一眼レフカメラとその交換レンズ、財布、携帯、予備電池・・・・
 などもろもろが入っているバックパックの重量は3kg以上はあるでしょう。
 3kgなんて、私の体重に対して、数パーセントに過ぎない重量増ですが、それすらもヒルクライムには影響を与えるのです。
 そう、ヒルクライマーにとって、軽さこそ正義。
 ヒルクライムは体重が軽ければ軽いほど有利なスポーツです。
 もちろん、バイクそのものを軽量化するのは言うまでもありませんが、そのためには理不尽なまでのコストがかかります。
 表彰台を狙うトップヒルクライマーはそんなコストを支払うことに何のためらいもありません。
 さらに、それに加えて、レースが始まる数ヶ月前から、血を見るような思いをしてダイエットに励むのです。
 矢吹丈に戦いを挑む、力石徹みたいに・・・


↓乗鞍ヒルクライムの参加証が届きました。





 こないだ、職場のイベントで体脂肪を計ってくれるコーナーがありました。
 自宅で使っている体脂肪計つき体重計とは違って、一見して“専門的”なマシンで測定してもらった結果、私の体脂肪率は13・8%。
 さらに、私の体についている体脂肪は10.5kgだということもわかりました。
 一般的には、この数値は決して悪いものではありません。
 測定してくれたトレーナーのお兄さんが、「いや〜、良い体してますね!この調子を維持してください。ハイ、次の方、どうぞ!」と軽く流されてしまいました。
 定期健康診断での医師も私の体を見て「スポーツ心臓ですね。でも、もう少し体重があったほうが長生きできますよ」と言われたのです。
 えっ、それって、太りなさいってことですか?
 とにかく、風呂場の鏡で私の体を見てみました。
 30代ヒトヅマが抱かれたいと思われるような細マッチョではありませんが、まあ標準的な体つきでしょう。
 でも、大台ケ原ヒルクライムの前日、公衆温泉で偶然見かけたトップヒルクライマーの体つきとは雲泥の差があります。
 彼らの体には脂肪はおろか、筋肉もヒルクライムに最低限必要なものしかついていません。
 こないだ、NHKでツールドフランスの総集編を見たのですが、そのときのアンディシュレックの体つきなんて、パッと見(関西弁で“一見して”の意)、貧相にみえてしまます。
 けれども、ヒルクライムで早く坂を上るためにはそのような体でなければいけないんでしょうね。
 体脂肪は、ロングライドでは必要になりますが、ヒルクライムに関して言えば、まったく必要がなく、いわば“オモリ”にしか過ぎません。
 ヒルクライマーの多くがスリムなのは、このオモリを取り除いて少しでも早く登ることができるよう、日々、非ヒルクライマーからは理解できない努力を払っているのです。


↓封筒はいたって地味でした。





 さらに、10.5kgといえば、いわゆる“ルック車”といわれるクロスバイク風ママチャリの重さに相当します。
 つまり、私の場合、この意味の無い重りを背負ってヒルクライムレースに参加することになります。
 せめて、この体脂肪の半分でも減らすことができれば、ちょっとはトップヒルクライマーに近づくことができるかもしれません。
 それは分かっていたのですが、なかなかできるものでは無いんですよね。
 それに、体脂肪とて人間の体には必要なもの。
 ヒルクライムレースのため、必要な体脂肪までそぎ落す・・・・想像以上に厳しい世界です。
 ある日、とあるヒルクライムレースに優勝した人のブログを偶然にも拝見する機会がありました。
 その方のブログを見ると、ヒルクライムに対する姿勢が、思いっきりストイックなんですね。
 1ヶ月あたりの走行距離は2000kmは軽く超え、食事も緻密なカロリー計算がなされています。
 40歳代後半の彼の体脂肪率は当然ヒトケタ。
 その人曰く・・・・
 痩せるというのは、体脂肪率10%か、それ以下になることを言う。
 15%は平均値かも知れないが、明らかにデブである。
 10%は「太っている」、7%は「普通」、5%を切ったら「痩せている」と感じる
・・・とのことです。
 これはさすがに私もマネができません。
 素直に“すごい”と思いますし、私の考えがとうてい甘っちょろいものだと通関した次第です。
 体脂肪率ヒトケタって、相当な努力をしなければ達することができない数値ですし、それはダイエットというより、マニアックな世界でしょう。
 さらに、体脂肪率ヒトケタは、日常生活を送る上では、風邪を引きやすくなったり、威圧感がなくなってしまって、メリットよりもデメリットのほうが多くなってしまいます。
 

↓森の空気が体に良さそうだ。





 そのトップヒルクライマーは、そのような厳しい戦いを毎日続け、勝ちつづけてこられたのでしょう。
 彼にとって、それまでの自分に打ち克つためには、そのくらいストイックにならなければならなかったのかもしれません。
 私の場合、今回は、大台ケ原にせよ、乗鞍にせよ、初めての経験ですから、自分との戦いである「基準」がありません。
 今回のレースエントリーは、その「基準」をつくることが目的であるといえば目的です。
 ですから、そこまでストイックになることもありませんし、必要もありません。
 ただ、本番で全力を尽くすことができるように、今日までサラリーマン所帯持ちサイクリストととしてできる範囲で取り組んできました。
 おかげで、昨日のトレーニングでは、すべてアウターで登り切ったとき、若干の余裕すら残すことができたのです。
 もちろん、こんなことで喜んでいるなんて、ヒルクライマーのみなさんからすれば一笑に付されるかもしれませんが、ヒルクライムはそれで良いのです。
 だって、ヒルクライムって、私にとっては「自己満足」のスポーツですし、逆に自己満足が許されるからこそ、面白いと思うからです。
 いちいち、自分のヒルクライムについて、誰かが「あなたのヒルクライムは・・・・であるから、もっと・・・・するべきだ」なんて評価されてしまったら、面白くもなんともありません。
 私にとってのヒルクライムスタイルは、山の中の空気を吸って、渓流の流れる音や風の音を愛で、森の香りに癒されながら、ヒィヒィゼイゼイ言いながら登ることが目的なのです。
 それで、タイムが少しでも早ければ御の字という感じですから、積極的に他のヒルクライマーに戦いを挑むつもりはありません。
 それは登山者が、他の登山者よりも早く山頂に到達することを競うことなんてしないのと同じことといえるでしょう。
(とはいえ、ヒルクライムしていて、前方で走っているヒルクライマーを追い越すときは気持ちが良いですし、レースで目標タイムを上回ったら、それはそれで嬉しいのですが・・・・)
 前述のトップヒルクライマーみたいにストイックなダイエットをしてヒルクライムするのも、、メタボな人がダイエットのためにヒルクライムするのも、どちらも“正しいヒルクライマー”なのです。
 わたし的にはヒルクライムは他のスポーツに比べて、自己満足で許される懐の広いスポーツだと思います。
 早く登れても、遅く登っても、どちらが楽しいか、どちらが充実感があるかなんてその人次第。
 ですから、そのようなストイックなヒルクライマーもいれば、メタボリックヒルクライマーもいても良いと思うのです。
 ときどき、メタボなヒルクライマーやサイクリストに対し、攻撃的な自転車ブログがありますが、ヒルクライムやサイクリングなんて自己満足の境地ですから、批判をうけるいわれなどまったくありません。
 わたし的には、登りおえたときはもちろん、登っているときも「楽しいなぁ」と感じることができれば、それ十分。
 そのほうが、私にとってはヒルクライムを人生を通じて楽しみ続け、健康を維持させつづけることができる方法だと思うからです。
 そして、「もうあかん」と思ったときに頑張れて、あわよくば前回の自分より、今回の自分のほうが早く登ることさえできれば、もう何も言うことがありません。
 
 
 
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