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トレーニングとしてのロングライド・潮岬465km

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 アイダホバーガー・・・・ハンバーガーにジャガイモ(ハッシュドポテト)を挟んだもの。
 テキサスバーガー・・・・ハンバーガーにタマネギを挟んだもの。
 実際に、アイダホ州やテキサス州に住んでいるアメリカ人に「これ、どう思いますか?」と聞いてみたい今日このごろのたーちゃんです。おはようございます。

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 マクドナルド・・・それはよく議論を醸し出すファーストフード。
 週末になるとドライブスルーに並ぶ車のせいで渋滞になったり、店外に吐き出される謎の油脂っぽい臭いで胸焼けするのは勘弁してもらいたいと思うのは私だけでないはず。
 その一方、デフレの勝ち組と言われ、安価で手軽な食事には重宝する存在でもあります。
 独身の頃は、100円マックをその安さゆえに4〜5個購入し、昼食にしていたこともありました。
 その結果、体重110kgという超メタボに至った責任はマクドにも無いとはいえず、訴訟を提起しようかと考えております。
 さて、デフレとなってすでに久しくなり、マクドといえば専業主婦が子どもを連れて買い物に行くとき、手軽なランチとして利用されることがしばしばですね。
 しかし、われわれが幼少のころ、マクドってけっこう高くありませんでしたか?
 ハンバーガー単品が210円、チーズバーガー240円・・・・ビッグマックをセットで食べた場合、800円近かった記憶があります。
 ゆえに、マクドに行くのも「ハレ」の日にしか行くことができかったのですが、今では日常的な食事となってしまいました。
 その結果、失ったものもあるような気がしますが、このブログは食文化ブログではないので、さっさと話を進めてまいりたいと思います。
 
 さて、2月9日(日曜日)。
 近畿最南端、そして本州最南端の和歌山県串本町にある「潮岬」までロングライドしに行ってきました。


↓ここを目指して紀伊半島をひたすら南下しました。






 昨年の近畿最北端である京都府丹後町の「経ヶ岬」ライド424kmを走破したその日から、「潮岬」は万障お繰り合わせの上、ヨメを質に入れてでも行ってみなければならない場所だと思っていました。
 だって、最北端に行ったら、最南端に行かなければ、ムズムズして気持ち悪いではありませんか、奥さん。
 それに、陸の孤島と言われて久しい「串本町」に自転車で行くということに男のロマンを感じていたためです。
 このムズムズした気持ちを鎮めてくれるのは奥さんしかいないんです。なんとかしてください。
 ただ、その後、私のロードバイク生活ベクトルは、ヒルクライムレースやキャノンボールに向かっていました。
 最近、早朝ヒルクライム自転車通勤として、自宅を午前5時前に出発し、職場に到着するまで80km近い距離を走っているのですが、これだけ走っていると週末にロングライドはまあエエかと思うようになっていたのです。
 そのため、このムズムズ感は暫くの間、忘却の彼方に葬り去られていました。
 ところが、今月に入ってから仕事やなんやかんやで、この早朝ヒルクライム自転車通勤ができず、このままでは2月の目標走行ノルマである1500kmを達成できません。
 それならば、ここらでイッパツ、400km超のロングライドに挑戦して、ノルマを達成するべく今回の「潮岬」ライドを決行したわけであります。
 さて、私にとって、ロングライドの楽しみの一つは「計画」するということ。
 ロングライド好きなのに、ブルベに参加しないという理由の一つに、ブルベでは自分でコースを調べて計画することができないことがあります。
 かねてから、私が考えていたコースは往路は近畿の秘境である紀伊半島の山深いジャングルを縦断します。
 その後、キン肉マン(アニメ版)の名脇役である「ナチグロン」の故郷であり、お婆さんと黒人が謎のダンスをするテレビコマーシャルも懐かしい黒飴“那智黒”の産地である新宮にでて、太平洋岸を南下。
 アフリカ大陸の喜望峰と並び称される、紀伊半島の先端に所在する潮岬で進路を北に向け、再び太平洋岸を北上するというコースを考えていました。
 しかし、折しも決行日前日は日本各地に寒波が到来。
 私が住んでいるディープ大阪南河内でも雪が降る始末。
 となると、いくら赤道に近い紀伊半島のジャングルと言えども、路面凍結のリスクが高まります。
 近畿の秘境である紀伊半島奥地の奈良県と和歌山県の奥地に広がるジャングルで、ひとたびトラブルが発生するとそれこそ生死問題。
 このコースは断念することにして、紀伊半島の西岸に沿って走っている国道42号を南下し、潮岬に達した後、また同じ国道42号を北上して帰るという、これまで私が忌避していた同じルートを往復することにしたのです。


↓今回の走行ルートです。






 さて、タイトルにある通り、今回のロングライドはトレーニング目的であります。
 何のためのトレーニングかと申し上げると、今春、リベンジ予定の「キャノンボール」のため。
 キャノンボールでは右膝の痛みのために、神奈川県茅ヶ崎からは生まれたての子鹿のようなスピードでなんとか完走することができました。
 この痛みさえ無ければ、きっと24時間以内で達成することができたと思うのであります。
 今回のロングライドで右膝に痛みが生じなければ、右膝のトラブルは解決しているという証明にもなるでしょう。
 また、今回のルートはキャノンボールよりも距離は短いとはいえ、海岸線特有の幾度もなく無意味なアップダウンが続くフィジカル面でもメンタル面でもハードなコース。
 しかも、強風が吹きすさぶ枯木灘の海岸線沿いを進むという、キャノンボールよりもハードな条件下のロングライド。
 ここを24時間以内に完走することが出来れば、キャノンボール本番に向けて大きな自信となるでしょう。
 前回の「経ヶ岬」ライドやキャノンボールではクリンチャーホイールの最高峰と言われた「シャマルウルトラ」を装着していました。
 しかし、今回の「潮岬」ロングライドでは、鉄下駄と言われるシマノR500。
 その上、タイヤはかなり摩耗し、亀裂は瞬間接着剤で補修しているPRO4・・・・・シャマルウルトラに装着しているチューブレスタイヤは高いのであまり使いたくないんです(ToT)
 自ら負荷をかけたのですが、後々、これらは大いなる後悔をすることになるのは容易にお察しいただけるでしょう。 
 チェーンオイルは長持ちする「ワコーズチェーンルブ」を使いたいところですが、あいにくもう残っていません。
 そこで、私が普段使っている「オメガオイル」を使用したのですが、このオイルは摩擦抵抗が少なくものすごく軽いのですが、200km程度でオイル切れになるのがデメリット。
 仕方ないので、リュックサックにオメガオイルのスプレー缶を放り込みました。
 ピナレロ・クアトロのトップチューブにトピークのトライバックを装着し、そこにモバイルブースターを入れ、ガーミンエッジ500とは特製のUSBケーブルで接続します。
 この特製のUSBケーブルは給電しながらガーミンエッジ500が使えるというすぐれもの。
 リアタイヤは一度エアを抜き、亀裂に瞬間接着剤を流しこんで補修しますが、前輪、後輪ともかなり摩耗しているのでかなり不安がドキドキします。
 さて、準備を整えるといつものように家族3人でお風呂に入り、さっさと寝ます。おやすみなさい。


↓「金欠バファローズ」のため、節約モードの補給食。




 結構当日の午前2時。
 iPod touchの目覚ましにより目が覚めた私は、夕食残りの唐揚げと冷えきったご飯で朝食を済ませ、体中に「スポーツバルム」を塗りたくります。
 それから、リュックに携行食であるトップバリュの6枚切り食パン6枚と、タッパーに同じくトップバリュのこしあんを詰めたものを放り込みました。
 リアタイアにエアを入れ、フロントタイヤの空気圧をチェックした後、午前2時50分に自宅を出発。
 頭上を見上げると、星空がきらめき、あたりの空気は肌を突き刺すような冷たさ。
 この冷たい空気の中、ロングライドするとカロリーがいつもより効率的に消費され、ダイエット効果もあるのではないでしょうか。
 自宅から住宅街を抜け、大阪外環状線という幹線道路に出たのですが、交通量は疎ら。
 早朝ヒルクライム自転車通勤のときは、この大阪外環状線を必死のパッチで走るのですが、これから460kmもある道のり、マイペースで走りましょう。
 大阪外環状線から国道371号に出て、ゆるやかな登りにさしかかりしばらく走ると、大阪府と和歌山県の府県境である紀見峠に差し掛かります。
 早朝ヒルクライム自転車通勤のときは、紀見峠の旧道を走るのですが、今回はトンネルを通過。
 「トレーニング目的なら、横着せずに旧道走ったらエエやんか」という声が聞こえそうですが、今回のロングライドはタイムアタック。
 制限時間は10時間。
 10時間のうちにできるだけ南下して行けるところまで行き、引き返してくるというもの。
 ですから、今回はトンネルを通過し、早々に和歌山県に入ります。
 トンネル崩落事故があった笹子トンネルと同じ構造のトンネルを通過すると、和歌山県の北の端っこにある橋本市に出ます。
 途中の電光掲示板には「気温−2,4℃」という標示が出たのを見ると、「やっぱり、自宅に戻ろうかな」という弱気になったのは言うまでもありません。
 すると、なんと雪が降ってきたのですが、この雪を吹かれていると「おっ、これは“雪が降ってきたので中止しました”ロングライドをリタイヤする正当な理由になる」とちょっと嬉しく思ったものでした。
 ところが、ツイッターでロングライドを決行すると高らかに宣言した以上、そんな容易くリタイヤすることなんてできるはずもなく、自分にムチを打ったものの、Mである私にはムチの痛さは快感でしかなく効果なし。
 というわけで、紀ノ川沿いにそって走る国道24号を西に向け、降りしきる雪の中を走って行くと雪は止んだものの、肌を刺すような寒さはいっこうにおさまりません。
 この時、私が着用していたウェアは「これを着て走ると暑すぎるので使いものにならない」といわれる氷点下パールイズミプレミアムウインドブレークジャケット。
 そんな評価を受けるほど防寒性能に優れたジャージでも、この酷寒でも身体は冷えてきます。
 仕方ないので、着古したユニクロのウインドブレーカーをその上から着て寒さを凌ぎましょう。


↓南紀南部の梅林。南高梅の産地です。





 紀の川市で国道424号に入り、和歌山市内をパスして紀伊半島を南下始めます。
 今回のロングライドはトレーニングですが、同時に体脂肪燃焼ライド。
 心拍数を抑えながら走っていきます。
 国道424号を走り終え、海南市からは国道42号に入り、太平洋に沿って紀伊半島を南下し始めるのですが、国道42号はなかなか交通量の多い二桁国道。
 さらにトンネルも多く、走りやすい道とは言えませんが、それでも太平洋に沿って走るのは気持ちが良いものです。
 もっとも、この時点ではまだ夜空なので太平洋の景色は眺めることはできませんが・・・・
 海南市の次はミカンの産地の有田市、有田川町を経て、湯浅町に通過し広川町に入ると、そろそろ自転車乗りにとって無意味なアップダウンの連続が始まります。
 トレーニングのために、フロントアウター縛りで幾度と無く峠をパス。
 途中、野猿の群れに遭遇しながらも峠を越えて由良町、日高町を経て御坊市に突入。
 御坊市にはヨメ友の実家が経営している「せち焼き」という卵で焼きそばを固めたお好み焼きみたいな名物があります。
 帰りに食べて帰ろうと思いつつ、御坊市で第一休憩。
 歩道に座り込み、こしあんをオカズに食パンを頬張ってエネルギーチャージ完了。
 ちなみに、この時、私は「金欠バファローズ」状態。
 補給食はなるべく自宅から持って行く節約モード。
 御坊市を過ぎて次はパンダで有名な南紀白浜アドベンチャーワールドの白浜町を目指してさらに南下します。
 ちなみに、上野のパンダが出産したということで全国的なニュースになりましたが、アドベンチャーワールドのオスパンダは精力絶倫。
 交尾する気が全くないメスパンダに強引に交尾し、次から次へと子パンダを作ります。
 このパンダは世界でも十指にはいる精力絶倫なオスパンダですが、なかなかニュースにならななぁ〜という要らないことを考えつつ、「白浜70km」という距離標示にうんざりしながら、ひたすら南下するたーちゃんなのでした。(続く)


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