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初めてのエンデューロレースで得たもの

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 ブログネタが枯渇するときは苦痛である記事作成が、ブログネタが豊富なたくさんあるときは快楽と悦楽の神秘やなぁ〜と実感する今日この頃のたーちゃんです。おはようございます。

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 私は全天候型自転車ツーキニストですから、飲み会がある日や降雪のある日を除いて自転車に乗っています。
 天気の良い日は早朝ヒルクライム練習をしてから出勤しているので、自転車ネタには事欠かないはずかとお思いになられるかもしれません。
 けれども、毎日自転車に乗っていると、自転車に乗ること自体が日常茶飯事になってしまい、かえってブログネタというものが見つからないのです。
 「○○を買いました」という“買い物ネタ”は手っ取り早いブログネタですけれども、ブログネタを確保するために買い物をするなんて、本末転倒ですよね。
 また、トラブルネタもアクセス数を稼ぎやすいネタでありますが、アクセス数を稼ぐために落車したり、事故を起こしていては身体がもちません。
 以前は、毎日更新にこだわるあまり、くだらないことでも、大げさに捉えてブログ記事にしていたこともありますが、最近、私はブログネタが無いときには無理に更新しないようにしています。
 というわけで、日常のこまごまとしたネタはツイッター(macomaco2007)でつぶやき、ブログ記事として耐えうるネタはブログ記事にするという二刀流で臨みたいと思っておりますのでよろしくお願いします。
 この意味では、スズカ8hエンデューロ・・・・いささか割高なエントリー費を納めております。
 ですから、それなりのブログネタがあってほしいなぁ〜と思っていたら、怒鳴られたり、落車したりして期待通りの結果になってよかったと言えばよかったのですが・・・

 さて、昨日の続きです。


↓スズカ8hエンデューロ走破後の記念写真




 落車した私の左右から走り去っていく人から「大丈夫?」と声をかけられた私は、すぐに立ち上がってピナレロクアトロに跨り、リスタートします。
 幸い、バイクの損傷も身体の損傷も軽微なのか、ピナレロクアトロは普通に走りますし、身体の痛みも大したことはありません。
 そのまま、ピットに戻って、O君と交代して、身体の傷を確認しましょう。
 おそるおそるビブショーツの捲り上げて太ももを見ると、直径10cm程度の擦過傷ができていて、血がにじみ出ているのを見ました。
 その瞬間、急にヒリヒリとした擦過傷特有の痛みを感じたのです。
 それまで、興奮していて体内からアドレナリンが分泌されていたので、痛みを感じなかったのでしょう。
 自らの損傷を客観的に把握した瞬間、アドレナリンの効果がなくなったのかもしれません。
 さっそく救護所に行って、応急処置だけしてもらおうと思ったのです。 
 ところが、救護所は負傷者で行列できており、今回のレースでの落車がとても多かったことを物語っており、まさに“野戦病院”の様相を呈していました。
 体中に生傷を負った参加者が、治療を受けるのを待っていたのですが、私たちsixclubのめんめんはわずか3人。
 この行列に並んで応急処置を受けていたのでは、時間に間に合いません。
 ということで、ちょっと恥ずかしかったのですが、応急処置をしてもらうことなく、流れる血潮もそのままに、そのままレースに復帰しました。
 もちろん、その後は集団走行に加わろうとは思わなかったのは言うまでもありません。
 その分、空気抵抗をモロに身体で受け止めながら走るのですから、見る見るうちにラップタイムが遅くなっていきます。
 しかし、もともとリザルトやタイムは気にしないと決めていたものの、それでも、レース中は“全力を尽くす”ことをしないと、絶対に後悔するに違いありません。
 ですから、後先のことを考えず、常に全力を出しながら走っていました。
 

↓バックストレートを疾走するO君





 とうとう、1周のタイムが9分近くになるまで落ちてしまいましたが、それでも一人で走るほうが楽しいです。
 リザルトにこだわるなら、前に走る人のお尻を見ながら走らなければなりません。
 しかし、たとえしんどくても自分の目の前に誰もいないほうが、走ること自体の楽しみは多いと思います。
 ゴールまでの時間が少なくなってきました。 
 スタートから2〜3時間はいつまでも走り続けることができるかと思っていたのですが、後半戦になるとどんどん疲れもたまってきます。
 さらに、このときO君@妻は子どもさんの相手をするために一時戦線離脱。
 実質、私とO君の“二交代制”でレースに臨まなくてはいけません。
 あれほどクルクル回せた脚も、時速30kmを下回ることがなかったスピードも、目に見えて遅くなってきました。
 そんな私の右側を実業団の招待選手が混じった集団が、風のようにして私を追い越して行きます。
 その集団の中を見ると、私よりもはるかに年長の人が、招待選手を談笑しながら走っていました。
 レースに勝つには、その集団の中に入ることができるよう、練習を積み、技術を重ねる必要があるでしょう。
 けれども、私の自転車スタイルにあっているのかどうか別問題。
 “今の段階”では、私は一人で走り続けるほうが私にはあっているでしょう。
 それにしても、エンデューロレースは“耐久レース”であることの意味が分かります。
 この苦しさを耐えた向こう側には何があるのか・・・それを見るために必死のパッチでペダルを回し続けました。
 終盤になると、雨がポツリポツリ降ってきます。
 落車もする人も増えてきました。
 汗が目に入り、アイウエアには雨粒が付着して視界が悪い中、ペダルを回し続けていると、レース終了まであと30分になっていました。



↓さあ、行け〜




 私はピットに戻り、いつものようにセンサータグをO君に渡した時点で、私のロードバイク暦1年間のトリを飾るスズカ8hエンデューロが終わりました。
 その後、O君&O君@妻が帰ってきましたが、二人とも無事、無傷で帰ってきて本当に良かったです。
 途中、センサータグの引継ぎ忘れや、緊張と疲れのあまり、交代時に立ちゴケしてしまうようなことはありましたが、まあそれも初心者のご愛嬌。
 3人とも、まだまだ初心者であり、O君@妻にいたってはこの日、実質的なロードバイク&ビンディングデビューを果たしたのです。
 その割には、リザルト的な問題は別として、満足できる内容でした。
 スポーツには絶対的な才能があって、努力だけではどうにもならないものがあるでしょう。
 しかし、われわれホビーサイクリストは、ロードバイクに乗れば乗るほど、速く楽しく乗ることができるはずです。
 ですから、この3人が来年もスズカ8hエンデューロに参戦できるかどうかは分かりませんが、いつまでもロードバイクに乗り続けることができれば・・・と思いながら8時間が経過していきました。
 レースが終わったとき、それまで曇っていた鈴鹿の空から突然晴れ間が顔を出し、やや赤みがかった秋の夕空が垣間見れたと思ったら、虹が見えました。
 その虹は、たいしたリザルトもタイムも残せなかったものの、難病を克服し、ロードバイクに乗ることができるようになったO君、今日ビンディングペダルに初挑戦し、鈴鹿サーキットでロードバイクデビューを果たしたO君@妻、そしてロードバイク暦1年の集大成を飾ることができた私に対する、天の賛辞でしょう。
 レースが終わって、荷物の後片付けをしているとき、私は二人に今回のエンデューロに参加してよかったかどうか聞いてみました。
 O君は「何かやり遂げた感」あふれる顔で、非常に喜びながら、また、O君@妻も、緊張と疲労を見せながらも、二人とも本当に良かった、楽しかったと言ってくれたので、二人を誘った私としてはホッと胸をなでおろしたのです。
 
 
 その後、抽選会がありました。
 過去の情報では、かなりの当選確率があると聞いていたので期待していたのですが、あいにく何も当選しなかった私たちは、来たときと同じように暗闇に包まれた鈴鹿サーキットを後にしたのです。
 1等賞品のオルベアオニキス105が当選者が決まったその瞬間、潮が引くように参加者が帰って行くのを、司会者が「ちょっと待って〜、帰らないでくださ〜い」と言っていたのが印象的でした。


↓鈴鹿の空が晴れ上がりました。






 さて、帰宅途上、鈴鹿市のイオンモールの横にあるスーパー銭湯で汗を流すことにしました。
 肘と太ももの擦過傷さえなければ、さも極楽気分に慣れたのかもしれませんが、仕方ありません。
 「臥薪嘗胆」という意味で、この痛さに耐えて、学ぶこともあるでしょう。
 露天風呂では、参加者が今回の反省会をしており、そこからは今回のエンデューロに対してどれだけ意気込んでいたのか伺えました。 
 今年は、まったりモードで参戦しましたが、来年はわれわれもそのような反省会をすることができるまで“真剣モード”を引き上げたいと思ったのです。
 その後、迫り来る睡魔と闘いながら、名阪国道を西に向かって走り、帰宅の途につきました。
 
 翌々日、渡しが出勤すると、O君は「昨日、ヨメがロードバイクを見に行くからお店に行きたいと言うんです」と言ってきました。
 どうやら、O君@妻も自分のロードバイクを欲しがっているのは知っていましたが、ますます具体性を帯びてきたのです。
 彼女にとって、今回のスズカエンデューロで、ロードバイクに乗っているのにもかかわらず、ママチャリに抜かれたことが悔しくて仕方が無いのでしょう。
 大学時代、空手部に属しており、今でもO君との夫婦喧嘩の際には鍛え抜かれた空手の技が空を舞う彼女のことです。
 ガッツとセンスはありそうですから、今年のサイクルモードでロードバイクを見て周り、お気に入りの一台を手に入れ、ロードバイクの世界に飛び込んでください。
 きっと、ヒルクライムやロードレースの表彰台も夢ではありませんよ。
 
 かくして、私にとってロードバイク1年間の集大成になった今回のスズカ8hエンデューロ・・・
 そこで得たもので一番大きかったものは、O君@妻という一人の女性が、ロードバイクの世界に仲間入りしてくれることだったのかもしれません。

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